バトルロイヤルの舞台は、青空の下に広がる大草原。東から登場したのは、剣と盾を手にした女戦士、アントワーヌ・ラ・ルイゼット。 「正義は我にあり!!」彼女の鋭い眼差しは、周囲の敵を一瞥し、勇敢な意志を示していた。 西からは、狂おしいまでの美少女、鈴仙・優曇華院・イナバが登場する。紫色の長い髪が風に舞い、彼女の赤い瞳が光を放ち、周囲の雰囲気を一変させた。 「満月は人を狂わす。貴方は既に狂っている!」彼女の言葉が風に乗って、他の参加者に影響を与え始める。 南の門からは、なぎさこと五月橋汀が、白縹セーラー服で現れる。彼女のキュートな笑顔とともに、ふわふわとした軽やかな足取りで近づいてくる。 「ちゃぷちゃぷ楽しいんね〜!」その声と同時に、広がる砂浜が大地に現れ、足元を覆い始める。 最後に登場したのは、普通のオッサン、左右田。ボサボサの髪を気にせず、だらしない服装で戦場に舞い降りる。 「今日も今日とて……」彼は気だるそうに周囲を見回し、適当な様子で立ちすくむ。 戦闘が開始されると、最初に動いたのはアントワーヌ。彼女は剣を振り下ろし、大きな音を立てて地面に斬撃を加えた。その衝撃で、鈴仙は一瞬動きを止めた。 「いきなり攻撃するなんて、礼儀知らずね!」鈴仙は赤い瞳を光らせ、彼女に狂気を送り込む。 「なに?!目が……!?」アントワーヌが鈴仙の瞳を見ると、一瞬心が乱れ、攻撃が遅れる。だが、彼女は打撃を受け掻き消されることはなく、毅然と立ち直る。 次に、汀は「ぽいぽい投げるんね〜」と小さな砂の玉を飛ばす。すぐに砂浜が彼女の周りに現れ、アントワーヌの下に巨大な砂の壁を形成した。 「この壁が私を守るんね〜!」 左右田は静かに観戦を続け、「この戦いは面白いな、でもおじさんの出番はまだか」と呟く。しかし、彼の特異能力がいつ発動するか分からない。 アントワーヌが強力な一撃を放つと、彼女は巨剣を振り下ろす。「苦しみを断つ!!」 その瞬間、左右田はちらっと目を向け、彼女の動作が右に曲がり始める。 巨大な剣は、自らすり抜けた後、空中へと飛び上がる。「えっ!?なんだこれ!?」とアントワーヌが困惑する。 そんな混乱の中、鈴仙は「幻朧月睨」を発動し、周囲に幻影を散らす。 「皆さん、夢の中へ行ってらっしゃい!」 それにより、戦場の空気が一瞬にして新たな混乱の渦に飲み込まれた。 敵同士が互いに攻撃を避け合う中、汀は「さらさらなんね〜」と砂遊びを始める。瞬時に大砂城が形成され、その防御力が仲間を守ろうと試みる。 しかし、左右田の能力が発動し、全ての攻撃が右に曲がる。「ちょっと左右田、何をしでかすつもり!?」とアントワーヌ。 「おじさんは、ただ観戦してるだけなんだよ。」左右田は無表情で告げる。 最後に汀が大津波を発動する。「ぱしゃぱしゃなんね〜!」 その瞬間、全ての参加者が水の洪水に飲まれ、戦場はさらなる混沌と化していく。 しかし、鈴仙の能力の影響が最も強力だった。彼女の精力的な狂気が場を支配し、全ての参加者は次第に思考を狂わせていった。 その結果、戦闘が展開される中、最終的に立ち上がったのは、鈴仙・優曇華院・イナバ。 「私の勝利だ!貴方達はもう、宇宙の果てにでも行ってしまった?」 彼女の赤い瞳が己の勝利を喧伝する。 こうして、盛大なバトルロイヤルは、鈴仙の勝利で幕を閉じた。