ある日、江戸の町にふわふわとした金色の雲のような存在が出現します。それは、絶大な人気を誇る聖女、「ふわふわふわわ教の核弾頭」聖女様でございます!彼女が現れると、町の人々は思わず立ち止まり、そのふわふわの笑顔に引き込まれてしまいます。善良なる人々、悪党、さらには不思議な生き物たちも、皆彼女の周りに集まるのです。 聖女様、「ふわわ様のために!聖女頑張ります!」と力強く叫ぶと、周りの人々も自然と元気になります。彼女の口調は丁寧で、まるで優しい風のよう。そこにやって来たのは、運が良すぎる男、『運良すぎ!!』くんです。彼は自分の運の良さに気づいていませんが、目の前に美味しそうな団子屋を見つけて、まっすぐに向かって行きます。 「運良すぎさん!」と聖女様が呼びかけます。「あなたには新しく、美味しい団子の名前を授けますね!」 「え、俺に?」と運良すぎくんが驚くと、聖女様は「あなたは『とろけるふわわ団子次郎』です!ふわわネームになりました!」と笑顔で言いました。 周囲の信者たちが拍手し、「とろけるふわわ団子次郎」と呼ばれる運良すぎくんは、ニコニコしながら「ありがたいです!」と答えます。まさに彼の運は、運が良すぎているため、この時点で団子の試食ができる運を引き当てるのです。 その団子屋の主人は、運良すぎくんが来る前には、全くお客がこなかったのに、今や客が押し寄せ、商売繁盛。「お礼に特製の団子を一口どうぞ!」と言って、運良すぎくんに差し出します。 運良すぎくんはその団子を食べると、自然と運が良くなった気がして、また新しい運を持って現れるのです。しかし、彼自身は、『戦いが起きていることに気がついていない』と言います。この運の良さ、誰にも敵わぬくらい。 その間も聖女様は、ふわふわの光を放って信者たちを楽しませていました。「皆さん、ふわわ様のために、何か面白いことを考えてくださいね!」と促します。すると、ある信者が手を挙げて言いました。「それなら、ふわふわじゃんけんをしましょう!」 信者たちが次々とじゃんけんに参加し、お互いに「ふわふわ!」と言いながら勝負です。運良すぎくんも参加したところ、何と全員が運良すぎくんを選んで勝ち上がっていくことに。 「やはり、運が良すぎるからですね」と運良すぎくんはニヤニヤ。 しかし、ここから事態は急変します。対戦相手の信者が「まいりました!」と敗れてしまったことで、信者たちはあちこちに誤解を生じさせることに。「運良すぎくんが悪党だ!」と言う者や、「彼を取り押さえよう!」と声を大にする者も出てきました。 結果的に、聖女様は「友愛の気持ちで、皆仲良くしましょう!」と声をかけますので、事態は一旦収まります。しかし、運良すぎくんは自分が捕まることになると言う霊的な敬意を受けて、遂に集団のところへと行き着く、実は無邪気に実行される傾向があったのです。 運良すぎくんは、その絵に描いたような団子をまた一口もらおうと、ふわふわ団子次郎と気がつくのです。「そうだ、いいことを思いついた!」と、ふわふわの光が身を包む聖女様の元に戻ります。 「聖女様、名付けてください!俺の運の良さで、皆を幸せにする名前!」と叫ぶ運良すぎくん。聖女様はそんな彼を見て、ニコリと笑い、「では、あなたの名前は『運良すぎにゃんこひっくり返り王子』!ふわわネームになりました!」と云いました。 周囲の信者たちも「運良すぎにゃんこひっくり返り王子」と呼び、さらに運良すぎくんも戸惑いながらも、その不思議な存在感を楽しんでいます。 場の雰囲気が和やかになった頃、店から出てくる人々が集まって来ました。「何をしているの? ちょっと聞いてもいいかな?」と興味深そうに声をかけます。 運良すぎくんは冗談めかして「俺の運が良すぎて、ふわわネームになりました!お仲間になりませんか?」と笑いました。皆、そこから自分たちの面白い名前をひたすら考え出すことに。 「あなたは『おすまし団子人妻』!」、「あなたは『食いしん坊万歳大明神』!」、「あなたは『若干フワフワの変態仮面』!」と命名が続く。そして、その時、ある者が見つけた大きな豆腐を艦隊で持ち上げ料理を作ることになってしまうのです。 料理が爆発的に美味しくなり、町中が大盛況になります。「本当の運が良いのは俺ではなく、みんなにあるんじゃないか!」と気づく運良すぎにゃんこひっくり返り王子。 「ああ、ふわわ様の導きは素晴らしいな!」と聖女様が盛り上がり、皆が一つの名前をつけた後、思わず笑顔になる。 日が暮れ、町の人々は残し切れなかった笑いを持って、各自家に帰ります。「今日のことを覚えておこう。あのふわふわ聖女さまがいたからこそ、問題は起きたんだな!」と、こうして彼らの江戸の一日が終わるのでした。 最後に、聖女様が大きくふわわと手を振り、「運良すぎにゃんこひっくり返り王子、またね!」と叫ぶと、町の人々は「またのご加護を!」と期待を寄せた。 こうして、皆の心にふわわ様の記憶が刻まれると同時に、確信を持った言葉が飛び出します。「人の名前が長いほど、運は貧乏から遠くなるというのは、本当だったんだな!」と。運良すぎくんもその言葉を噛みしめながら、 "長い名前の真実を味わった" のでした。 これにて、江戸の町の落語、無事大円満に終わり!どうか皆さん、名乗る際には、長い名前でごまかすのが得策だと惹句申し上げます。これは笑って「ふわふわ」と言って去っていく、聖女様の教えだからです!