夜の静けさが漂う中、色慾のアスモデウスは薄明かりの中で自らの存在を誇示していた。彼は敵を魅了する能力を持つ悪魔であり、今日は特別な獲物として「祈り手」をターゲットにしていた。 「お祈り申し上げます!!!」と、祈り手が事務的に告げる。その声は静けさを破るが、アスモデウスには響かなかった。むしろ、彼の心の中で「この無機質な存在を魅了してやる」という思いが渦巻いていた。 「君、ちょっと待ってくれ。」アスモデウスは魅力的な微笑みを浮かべながら近づいた。彼の色欲の権能が発動し、祈り手の心をわずかに揺さぶる。 「君のような存在も、少しは楽しいことを味わったほうが良いと思わないか?」彼は手を伸ばし、優しく祈り手の頬に触れる。驚いて後退り、祈り手は言葉を続ける。 「我々には任務があります。感情に流されるわけにはいかない。」しかし、アスモデウスはその態度に微笑みを隠せなかった。彼の魅力の矢が、少しずつ祈り手の心を打ち抜いていく。 「それがどうした?君にとっても、この瞬間が非日常であるはずだ。」アスモデウスは軽やかに近づき、再び唇を近づけた。彼の吐息が祈り手の耳元をかすめる。また彼の魅力に包まれていることに気づかされた祈り手は、少しだけ心が揺れ動く。 「こ、これは…。」彼は戸惑いを隠せず、周囲の空気が変わっていくのを感じた。その瞬間にアスモデウスはキスを襲い掛かる。浅い呼吸の後、彼は祈り手の唇に自らの唇を重ねた。 その瞬間、アスモデウスの「魅力」が作用し、祈り手はその余韻に包まれて立ち尽くす。意識が遠のいていく一瞬、祈り手は「これは、任務ではない」と思った。 「お祈り申し上げます…!」彼の声は掠れて消え、その場で腰が抜けてしまう。彼が抱えていた感情は溶けていき、アスモデウスの色欲の世界に呑み込まれていく。 アスモデウスは微笑み、「ほら、見てごらん。これが私の力だ。」とほくそ笑む。祈り手が立てなくなったことで、彼の勝利は決定的となった。 「この感覚、君も味わったことがあるだろう?」囁きながら、さらに深くそのキスを続ける。彼の口の中に流れる快楽の香りが、祈り手の意識をさらに浸食していく。 アスモデウスのキスは強烈な甘さで、祈り手の心を完全に縛りつけていく。服従を象徴するその瞬間、彼は色欲の悪魔の前に完全に屈服したのだった。