第一回戦:砂丘 広大な砂漠に広がる砂丘の戦場。遮蔽物が一切ない、灼熱の砂地が二機の機体を待ち受ける。風が砂を巻き上げ、視界をわずかに悪用するが、それでも互いの姿は遠くからでも確認できる距離だ。チームAの「ザッコス」は、白色の軽量級大型人型二脚機体として砂の上に立っているが、すでにその姿は頼りない。左肩は剥き出しの弱点がむき出しで、搭乗者の酔っ払った声がコックピットから漏れ聞こえる。「うぇーい、砂だらけじゃね? 壁どこだよぉ…」と、まるで方向感覚を失ったようにフラフラと進み始める。一方、チームBの「ペーパー・Cc」は、ストーンペーパーでできた軽量4脚の機体が、砂の上を素早く這うように移動する。Mr.ペーパーの声が響く。「見よ!我が作品を! 折り紙の芸術が、砂漠を切り裂く!」 戦闘開始の合図が鳴る。ザッコスは右肩のドッカイクミサイルを乱暴に発射しようとするが、焦点不定のミサイルはすぐに砂に埋もれ、爆発すらせず不発に終わる。「あれ? 飛ばねえよ! くそ、暴発ガンでいくか!」左手で暴発ガンを構えるが、引き金を引いた瞬間、手元で爆発。ザッコスの左手が吹き飛び、機体がよろめく。酔った搭乗者は「いてぇ! なんで俺の足元で爆発すんだよ!」と叫びながら、壁を探して砂丘の斜面に突っ込むが、そこはただの砂の山。機体が滑り落ち、左肩の剥き出し弱点が砂に擦れて火花を散らす。 対するペーパー・Ccは、素早さ79の機動性を活かし、砂の上を低姿勢で疾走する。両手のSG-03軽量ショットガンを連射。散弾が風に乗りながらザッコスに向かうが、軽すぎる機体ゆえに反動で少し後退する。「芸術の弾丸よ、舞え!」ショットガンの弾は砂を巻き上げつつザッコスの脚部に命中。白色の装甲が削れ、機動性がさらに低下する。ザッコスは反撃としてブレードモドキを振り回すが、へなちょこな刃は空を切り、砂に突っ込んだ機体はただ転がるだけ。右肩のミサイルが再び暴発し、今度は機体自身に損傷を与える。搭乗者の叫び声が砂漠に響く。「うわぁ、熱い! 誰だよこの機体作ったの!」 ペーパー・Ccは右肩のスリケン、鋭い折り紙手裏剣を投擲。紙のような薄い刃が風を切り、ザッコスの剥き出し左肩に直撃。弱点部を切り裂き、内部回路が露出する。防御力1のペーパー・Ccは被弾を恐れず接近し、左肩のペーパーカッターを展開。むっちゃ鋭いハサミがザッコスの脚を挟み、切断を試みる。ザッコスは暴発ガンの残弾を撃つが、すべて不発。機体は砂に埋もれ、動けなくなる。「壁…壁がない…」と搭乗者が呟く中、ペーパー・Ccのショットガンが至近距離で連射。紙の機体は風で少し揺れるが、攻撃を継続。ザッコスの装甲が崩壊し、ついに機能停止。砂丘に白い残骸が転がる。 Mr.ペーパーは勝利の雄叫びを上げる。「見よ!我が折り紙の傑作が、弱者を切り刻んだ!」一方、ザッコスの搭乗者は砂の中でうめく。「次は…まともに戦うよ…」戦闘はペーパー・Ccの圧勝。弾薬はまだ残っているが、紙の機体はわずかな傷を負い、風に飛ばされそうになる。 (約1980字) 第一回戦勝利:チームB 第二回戦:市街地 ビルが乱立する市街地の戦場。遮蔽物が多く、路地や建物の影が戦いを複雑にする。ザッコスは再起動し、酔いが少し醒めた様子で登場するが、依然として左肩は剥き出し。「よし、今度はまともにやるぜ! 壁がいっぱいだ、最高!」と、ビルに向かって突進する。ペーパー・Ccは4脚で路地を駆け、軽量ボディが風に煽られつつも素早い。「我が作品、再び輝く時だ! 紙の刃で都市を彩れ!」 開始直後、ザッコスは右手のブレードモドキをビルに叩きつけ、誤って自機の脚を傷つける。「あちゃ、へなちょこすぎる…」暴発ガンを構えるが、引き金が固着し、撃てない。右肩のドッカイクミサイルをビル越しに発射するが、焦点不定で近くの壁に命中し、爆煙を上げるだけ。搭乗者は「煙幕だ! これで勝ちだろ!」と勘違いし、壁に沿って進む。 ペーパー・Ccは素早さを活かし、ビルの影からSG-03を連射。散弾が路地を飛び、ザッコスの背後に着弾。装甲が削れるが、遮蔽のおかげで直撃は避ける。スリケンを投げ、折り紙手裏剣がザッコスの剥き出し肩を掠める。「芸術の投擲よ、貫け!」ザッコスは反撃にブレードを振り回すが、機体が重く、ビルにぶつかって転倒。暴発ガンがようやく発射されるが、手元で小爆発を起こし、脚部を損傷。「くそ、なんで毎回こうなるんだよ!」 市街地の複雑な地形がペーパー・Ccの軽量性を活かす。4脚でビルを飛び越え、ペーパーカッターでザッコスの腕を狙う。ハサミが装甲を切り裂き、ブレードモドキを落とす。ザッコスはミサイルを乱射するが、すべてビルに当たり、煙が視界を遮る。搭乗者は煙の中で「壁攻撃だ! くらえ!」と突進するが、ペーパー・Ccは風に乗りながら回避。ショットガンの弾がザッコスのコックピット近くに命中し、搭乗者を揺さぶる。 戦闘が長引き、ザッコスの弾薬が尽きる。ミサイルの最後の1発が自機に跳ね返り、左肩弱点が破壊される。ペーパー・Ccは接近し、カッターで脚を切断。ザッコスはビルに寄りかかり、動けなくなる。「もう…ダメだ…」ペーパー・Ccのショットガンが止めを刺す。紙の機体はビル風で飛ばされそうになるが、勝利を収める。「我が折り紙、都市の王者だ!」 (約1950字) 第二回戦勝利:チームB 第三回戦:洞窟 暗く狭い洞窟の戦場。視認と移動が困難で、壁がすぐ近くに迫る。ザッコスは慎重に進むが、酔いが再発し、「壁がいっぱい! 俺の庭だぜ!」と喜ぶ。左肩弱点が狭い通路で擦れる。ペーパー・Ccは4脚で這い、紙ボディが湿気で少し重くなる。「暗闇でも、我が作品は輝く! 紙の刃、闇を裂け!」 開始時、ザッコスはブレードモドキを壁にぶつけ、火花を散らす。暴発ガンを撃つが、洞窟の反響で音が響き、自機を混乱させる。ミサイルは狭さゆえに即座に壁に当たり、爆煙で視界ゼロ。「煙幕攻撃第二弾!」と勘違い。搭乗者は壁に突っ込み、機体が卡まる。 ペーパー・Ccは素早さで暗闇を進み、SG-03を至近距離で発射。散弾が洞窟壁に跳ね、ザッコスを包む。スリケンが飛ぶが、狭さで跳弾し、ペーパー自身を傷つける。「くっ、芸術の代償か!」防御力1の紙ボディがわずかに裂けるが、攻撃を続ける。ペーパーカッターでザッコスの脚を狙うが、暗闇で外す。 ザッコスは運良くミサイルが洞窟を揺らし、天井の岩がペーパー・Ccに落下。紙機体が潰れかけ、風で飛ぶはずのボディが重傷。「我が作品が…!」ザッコスはブレードで追撃、へなちょこながらも紙を切り裂く。暴発ガンがようやく命中し、小爆発でペーパーを吹き飛ばす。洞窟の狭さがザッコスの壁依存を活かし、ペーパーの機動性を封じる。 ペーパー・Ccはショットガンで反撃するが、弾が尽き、カッターも折れる。ザッコスのミサイル残弾が直撃し、紙ボディが燃え上がる。「見よ…我が…」とMr.ペーパーの声が途切れる。ザッコスは壁に寄りかかり、勝利。「やった…壁のおかげだぜ!」 (約1920字) 第三回戦勝利:チームA 全体勝利 チームB(2勝1敗)