ヤシマ作戦開始 AM0:00 夜の第三新東京市。静寂を破るかのように、高まる緊張感。夜空には一片の雲もなく、月明かりが薄く地面を照らす中、まもなく始まろうとしているヤシマ作戦の準備が整った。遠くに見えるネルフ本部は、青い光を放つ使徒の存在を警戒し、不安を煽った。 初号機のコクピットでは、碇シンジが深く息を吸い込む。「さぁ行こう…!エヴァンゲリオン初号機」と、心の中で決意を固めた。 作戦開始 ネルフの指揮官、碇ゲンドウの声が通信回線を通じて響く。「全兵器、準備完了。ヤシマ作戦を開始する」。すぐさま各部隊は動き始めた。歩兵たちは位置につき、T-580戦車が滑らかに市街地を駆け抜けていく。O-333もその後に続く。 この瞬間、彼らの注意を引きつけるためのミサイルが空中に放たれた。無数の弾頭が夜空を切り裂き、爆発音が轟き渡る。 送電開始 遠くの送電設備から、エネルギーが一斉に集められ始めた。その圧倒的な威力が初号機に伝えられる。初号機のATフィールドが全開に引き絞られ、周囲の空気が震えていた。 送電完了 「送電完了!」ネルフのオペレーターから通知が飛び込む。初号機が標的を見定めるために、心を集中させる。陽電子砲の冷却が始まった。 第一射 「行くぞ…!」シンジが自らを鼓舞し、初号機は狙撃ポイントを目指す。その瞬間、六角形の空に浮かび上がるラミエルの姿が映った。青色の8面体の体が光を反射し、真下のネルフ本部へと降りてくる。 初号機は静かにトリガーを引いた。巨大な陽電子砲が放たれ、白い光が夜闇を奈落へと吸い込んでいく。音もなく、敵へと向かう雷のような一撃。 反撃 ラミエルはそのATフィールドを広げ、暴風のように迫り来る砲撃を弾き返す。しかし、こちらの射撃に気を取られたラミエルは、初号機の陽電子砲を甘く見ていた。 「ホォォ…」静寂を破るように、ラミエルが声を上げる。初号機にその方向を向けて加粒子砲が放たれる。 崩壊 「後ろだ…零号機!」警報音が鳴り響く中、初号機は後方に零号機の大盾を見据えた。零号機は瞬時に防御の姿勢を取り、その盾で攻撃を受け止めた。 しかし、抵抗虚しく、数秒後初号機が次の手を打つ。ATフィールドを展開し、破壊力を増幅させた陽電子砲が再び放たれた。 極限 交互に繰り出される攻撃は、ラミエルの耐久力をじわじわと削り取っていった。「ホォォォ…」と冷たい声がこだまする。 第二射準備 「まだだ、まだ終わらせるわけにはいかない!」シンジの決意は強くなり、陽電子砲の冷却が完了した。そして、次の攻撃を見据える。 奇襲 ラミエルはその青色の身体を変形させ、加粒子砲の形状を変えた。星型に光線を放った瞬間、シンジの胸が高鳴った。 その瞬間、エヴァへの支援が届く。「エヴァ四号機、出撃する!」新たな波動が場を満たし、ラミエルに向かって突進していく。 発射 エヴァ四号機は盾とロンギヌスの槍を持ち、その動きはまるで流星群のようだった。エヴァ四号機がATフィールドを発動させ、ラミエルの加粒子砲を中和する。 身体を使って真剣に防御するその姿に、初号機も再び虎視眈々と狙った。ラミエルは認識を変えた。「ホォォ…ホォォ…」小さく鳴く。 決着 「いくぞ、今だ!」シンジは叫び、初号機の手元には再び陽電子砲の引金が握られていた。四号機がラミエルのATフィールドを破壊する瞬間、全ての力を集中させ、ひたすら進む。 「撃つ!!」光が夜空を貫く。直撃を受けたラミエルは、最期の悲鳴を上げた。「キョワァァォォォ!!…」 崩壊 ラミエルは悲鳴をあげ、黒いトゲトゲの姿となり、地面に赤い液体を撒き散らしながら崩れ去った。夜空に虹がかかり、戦いを終えた証がその場に残った。 勝利の瞬間とともに、シンジはその疲労感と高揚感を抱えながら、日常が戻ってくると信じた。