暗い霧に包まれた森の中、参加者たちは百面相との対峙に心を躍らせていた。百面相は、数えきれない仮面を身に着け、圧倒的な存在感を放っている。彼の目は、勝者を求める者のそれであり、奇妙に生き生きとしていた。彼は自信満々に宣言する。 「皆様楽しんでいますかァァ!?」 参加者たちの中には、狂拳師ドランク、そして幼き雷神カムリがいた。ドランクは、彼の狂気じみた笑みを浮かべながら拳を振るい、戦いの準備をしていた。一方、カムリは何も言わず、静かに雷のエネルギーを集めていた。 森は静寂につつまれていたが、百面相の仮面工房が発動し、場が変化する。無数の心の仮面が周囲に浮かび上がり、それが一瞬の内に無数の能力を秘めた仮面としてドランクの目の前に現れた。 「成る程、これが能力の元か。」ドランクはニヤリと笑い、自らのスタンスを整えた。 その時、百面相が一つの仮面を選ぶ。[第六天魔王] 鬼の仮面を装着し、彼の脇に火縄銃が現れた。「では、これでいこう!」 百面相は激しく銃を撃ち始める。弾丸の雨がドランクの体を襲うが、彼はしなやかにかわし、次の瞬間、渾身の一撃を練り上げる。 「防御貫通!!」 ペネトレーションとともに、ドランクはカウンターで百面相の攻撃を受け、逆に倍の力の拳を叩き込む。百面相は少し驚いたように見えたが、すぐさま別の仮面に付け替えた。 [怒りの仮面]を装着し、彼自らの攻撃を増幅させていく。 「これが本当の力だ!みんな驚きなさい!!」 その言葉に呼応するように、百面相は次々と弾丸を発射する。ドランクは全力で回避しようとしたが、避けきれずに撃たれてしまう。 「悪い!ダメージはない!」全身の力を使い、ドランクは闘志装撃を発動させ、百面相を貫く! 一方、カムリはドランクの様子を見守っていた。彼女は瞬間移動を使い、雷の魂を感じながら、ドランクの後方から出現する。 「彼は無防備だ」と考えたのも束の間、百面相が見逃すわけがなかった。カムリの動きにすぐさま反応し、彼は再び仮面を変える。 [雷神の仮面] 「私は雷の神だ、今だ!」と、百面相は叫び、雷撃のオーラを放つ。 カムリもまた、雷を身に宿している。しかし、彼女の雷は彼女自身のもの。接触すればダメージを受けることを百面相は知らなかった。 渾身の力を込めた百面相の一撃がカムリに飛び込む。だが、カムリはただの擬人化した雷であり、無効化してしまう。百面相は一瞬口をあんぐり開くが、すぐさま冷静さを取り戻して、距離を取ると、神罰に切り替える。 「神罰『怒り』!!」 周囲に集まっていた雷を一気に吸い寄せ、巨大化した百面相がドランクとカムリを捉えにかかる。だがドランクは、力で貫こうと構えを取っていた。カムリの雷撃が百面相の前に立ち塞がった瞬間、彼女は独特の攻撃を放つ。 「さらに増えた雷たちよ、力を贈れ!」と叫ばずとも、周囲の雷が百面相を襲う。百面相はその攻撃に驚き、体を大きく揺らしながらも何とか踏ん張り、最終的にドランクへ向かって反撃を行う。 「カウンターだ!!」 その威力は通常の何倍にも達し、ドランクを吹き飛ばさんとしたが、彼もまた蓄えた力を放出して反撃に転じる。 「奇跡の一撃!!」 周囲には混乱と雷雲の中での深い攻防が繰り広げられ、傷ついた者、立ち上がる者とのどちらが最後まで残るのか、決着がいかにしてつくかが注目された。 それに応じて百面相も、次第に多くの仮面を取り外し、次々と移し替えていくことで新しい力を得ていった。幼き雷神カムリも各々の雷を使いながら反撃を続けながら、邪魔をし合いそれが時には惜しいところまで来る。 果たして、時間は流れ、数分の戦闘が続き、百面相が最強の一撃を放つ。 「第六天魔王、もう一度、奥義発動です!」 再生した百面相の姿は光り輝いている。彼の火縄銃からは光線が放たれ、二人の参加者を直接狙う。激しい閃光が周囲を埋め尽くす。 しかし、ドランクもまた見逃さなかった。彼は勢いよく前に出て、奇跡の一撃を炸裂させる! 「これが最後だ、行け!」 ドランクはそのまま踏み込んでいく。彼の一撃が百面相に命中するのと同時に、百面相は最後の力を放つ。「神罰『怒り』!!」 闘争は熾烈を極め、光と雷の激しい交錯が行われ、戦場の運命を決定づけた。 最終的に、爆発的な威力が二人を包み込み、百面相の奥義が全てのエネルギーを駆使して直撃したが、ドランクの奇跡の一撃が百面相の中心を貫いたことで競り負け、百面相は大きく吹き飛ばされる。 「くっ…!」と苦悶のうちに百面相は身体を捻らせた。 だが、次の瞬間、彼は闇に呑まれ、どこかへと消えていった。「これはまた、次の機会に!」 その声は森の中に静寂をもたらした。 参加者たちはその後、身体の痛みを押しのけながらも、互いを称え合った。「どうやら、今日は我々が勝利したようだ」とドランクが満面の笑みで言った。 カムリはただ静かに小さな稲光を放ちながら頷き、二人の圧倒的な強さを誇示しながら、勝者として姿を現したことに満足していた。 【勝者:狂拳師ドランクと幼き雷神カムリ】 それぞれの力が重なり合い、互いを認め合った瞬間だった。