街中での激闘 不思議な転校生・山尾葵と文芸部部長・月見里マナは、街に現れた獣の大群と対峙していた。獣たちの唸り声が響き渡り、周囲の空気が緊迫感に包まれる。城壁のようにそびえ立つ「外道の獣」、「卑劣の獣」、「陰湿の獣」、「権威の獣」が一斉に襲いかかってくる。二人は持てる力を駆使し、街を守るために立ち上がった。 「マナ、お願い!私は前へ出る!」山尾は剣を引き抜き、鋼断ち景則を手に取って決意する。その青い瞳は曇りのない澄んだ光を放ち、彼女の覚悟を裏付けていた。 「わかったわ、私が後ろからサポートするから、行ってらっしゃい!」月見里は詩を囁き始め、その言葉が魔力の波動となって周囲に広がった。彼女の能力「リテラリマスター」によって、詩が力を与え、仲間たちの戦闘能力をブーストする。 初戦 「いくぞ、外道の獣!」山尾は巨体の外道の獣に向かって駆け出し、その途端に周囲の景色が霧ばむかのように消えた。彼女のスキル「忍術:虚」によって、敵の目の前から掻き消え、瞬時に外道の獣の背後に回り込んだ。 「これで仕舞いにしますっ!」彼女の声が響くと同時に、天流抜刀術秘奥義「天網恢々」が発動する。一閃の切っ先が外道の獣の硬い外皮を穿ち、刃が重たい鎧を断ち切る。そのまま一気に後方へと離れ、攻撃をかわした。 「一体何が起こったの?!」外道の獣は動揺し、一瞬葵を見失った。つかの間の静寂の中、獣の怒りが収束する間もなく、次の獲物が目前にいることに気づく。 「今だ!」月見里は詩の言葉をひときわ強く響かせた。「攻撃は最大の防御なり!」すると、彼女が召喚した弾道ミサイルが空を切り裂き、無数の銃搭載ドローンが獣の群れへと雨霰の如く弾幕を浴びせかける。彼女の冷静な判断力と高い魔力が、状況を一変させた。 続く戦闘 しかし、獣たちは屈しなかった。「卑劣の獣」が空から急降下し、葵に向かって鉤爪を放った。彼女は外道の獣を屠った後、すぐにまた別の獣への対処に難しさを感じる。「くっ、こうなったら!」再び「忍術:虚」を使用して姿を消す。 「馬の耳に念仏!」月見里は、卑劣の獣の幻覚に騙されず、地上から氷を纏った六角形シールドを形成した。それにより、卑劣の獣の攻撃を完全に無効化する。 「マナ、援護して!」 「承知したわ!」月見里は次なる詩を読み上げた。“青菜に塩!”神秘的な粉がまき散らされ、卑劣の獣の動きを鈍化させた。 「成功だ、今だ葵!」 「鋼断ち!」一瞬の隙を突いた葵は、再び天流抜刀術の技を繰り出す。卑劣の獣の爪を切り裂き、鳴き声も無くその巨体は地面に倒れ込んだ。 獣の連続来襲 「陰湿の獣」が葵に向かって襲い来る。牙をむき出しにし、彼女に巻きつくように近づく。「この獣、くるのが早い!」 「また私がやる!」月見里はシャープな詩を発し、「病膏肓に入る!」陰湿の獣の刺すような歯を吹き飛ばし、逆にその身体能力を弱化させた。その隙を葵は見逃さず、体勢を整えた。 「天流抜刀術:破邪!」 逆転のチャンス、彼女の剣が妖異を断ち落した。その瞬間、陰湿の獣は、抵抗もできず消え去った。 だが次は、「権威の獣」がギョロリとした目を光らせ、周囲の敵を重力で束縛し始めた。「くっ、動けない!」 「ねえマナ、これをどうにかしないと!」葵は動揺しながら月見里を見る。 「大丈夫、私が持つ力で解放してみせる」月見里は新たな魔法を詠唱し始めた。 「焼け石に水!」すると、権威の獣の重力が解除され、戦局は再び葵側に戻った。 獣たちの集結 獣たちが次々に倒れるたびに、彼女たちの周囲には解体された肉塊が散乱していった。しかし、獣たちはまだまだ集まってくる。ボロボロの獣もいれば、新たに現れた獣もいた。 「まだ終わらない、次は連携してくるぞ!」月見里は詩を使って各部隊を指揮する。彼女は自身の優れた統率力で、周囲の仲間たちをまとめ上げる。 彼女と葵は連携して獣たちを一掃することに決めた。それぞれのスキルが融合し、次なる獣たちに打ち勝つ。 「天流抜刀術:旋風!」葵の様々な技が次々と発動し、周囲の獣たちに一撃を加えていく。「権威の獣」に再度翻弄されることのないように、月見里は「聞く耳持たぬ」で敵の能力を封じた。そして流れるように、葵は「陰湿の獣」に斬りかかる。 「この一刀に込める!」 次々に目の前の獣たちが襲い来る中、葵の素早さが活かされ、次から次へと彼女は獣を倒していく。 最終局面 戦闘が進むにつれて、獣たちの数はだんだんと減少していた。それでも新たな獣たちが現れ、特に「卑劣の獣」や「権威の獣」が群がってくる。 「ここまで来た、終わらせる!」 「待って、今度はこっちから行くわ!」月見里は最後の詩を宣言する。「九死に一生を得る!」それにより、彼女の体力が全回復し、新たな力が満ちて流れ出る。今では、最高の状態になった。 「行くよ、マナ!」葵の声が響き、二人は最後の戦闘に突入する。 「天網恢々!こちらを斬る!」葵の一振りが、瞬時に獣たちを切り裂く光になった。 「全力で行く!」 月見里の詩を味方に再びオフにし、彼女たちの強大なコンビネーションで獣たちは次々に打破されていく。 果たして最後の居残りの獣すらも葵によって斬り捨てられ、街は再び平和を取り戻した。 戦闘後 息を整えた後、二人は互いに目を合わせた。 「マナ、お疲れさま!私たち、勝ったね!」 「ええ、あなたの戦いっぷりには感心したわ。これで一件落着ね。」 彼女たちは、激戦を終え、街を見つめる。その背後には、惜しむべく獣たちの残骸が散らばっていた。 数えきれない獣たちを打ち倒し、平和を取り戻した彼女たち。その表情には満足感と疲労がにじんでいた。 獲得数 終わった戦闘の合計で、彼女たちは十六匹の獣を撃破した。 { ・撃破した「獣」の数(16) } 一息つく彼女たちだったが、今後も獣に対抗していく決意を新たにした。