タイトル:時空の決戦 宇宙の彼方、煌めく星々の中に、何かが歪むように影を落としていた。空間を操るパルキアと、時間を操るディアルガ。この邪悪なる神々は、宇宙の均衡を乱さんとする力で満ちていた。彼らの前に立ちふさがるのは、サイヤ人の誇りを賭けた戦士たち、超サイヤ人3孫悟空と超サイヤ人2ベジータだ。 「さぁ、カカロット。お前には期待しているぞ。全力でやりやがれ!」ベジータが空を見上げつつ、今まさに戦いの場へと踏み出そうとしている悟空に言葉を投げかけた。 悟空は満面の笑みで応じる。「もちろん!絶対に負けるわけにはいかないからな!」 二人は互いの信頼を胸に、時空の神々に挑む。 「やっ!」悟空が一瞬で敵の近くへ瞬間移動すると、パルキアへ向かって渾身のかめはめ波を放つ。その煌めくエネルギーが空間を震わせ、パルキアの隙間を捕らえようとする。 パルキアは一瞬の躊躇も見せず、空間を歪めることで攻撃をかわし、反撃に転じる。「あくうせつだん!」彼の一撃が悟空を襲う。 「うおっ!」悟空は何とかそれを避けるが、パルキアの攻撃は次々と続く。 「カカロット!」ベジータが叫ぶ。「お前一人でやれるのか!?」 悟空の心には、サイヤ人の誇りが燃えていた。だが、彼もまた一瞬の隙で危うくなりかけている。 「大丈夫だ!」悟空は四方八方を見回し、そしてパルキアの動きを観察する。「こいつの動きに合わせて…」 しかしディアルガも油断しなかった。「力が足りないようだな、サイヤ人。過去へ帰ろう。」彼の能力で悟空の動きが鈍くなり、時間が歪む感覚に襲われる。 「そんなのが通用するか!」悟空は咄嗟に飛び跳ね、全力の攻撃を続けた。だが、どれも神々には通じず、彼は徐々に追い込まれていく。 「アタマに来るぜ…戦いが大好きで優しいサイヤ人なんてよ…」ベジータは戦場を見守りながら、自身が戦うこともなく、ただ隣に立つことを許されていた。 「頑張れカカロット…お前がナンバーワンだ!!」彼の心の中には、悟空への信頼と友情、そして何よりサイヤ人としての誇りが渦巻いていた。 やがて、悟空は思い出す。何度も試練を乗り越えてきた。彼は決して一人ではない。ベジータの支えがあったからこそ、彼はここまでこれたのだ。 「ベジータ、1分だけ時間を稼いでくれ!」悟空は意を決し、叫んだ。 「いいだろう!」ベジータは決意を固めた。「前に出ろ、カカロット。」 ベジータは前に出て、超サイヤ人2の力を全開にする。パルキアの攻撃をただ一手で受け止め、ディアルガの時間操作をもろともせずに戦闘を続けた。彼の怒りは、サイヤ人の本能を呼び起こし、エネルギーを爆発させる。 「気弾連射!」ベジータが放った気弾がパルキアを捉える。しかし、パルキアはその運動能力で弾を必死に避け続けた。 「ベジータ、今は耐えてくれ!」悟空は瞬間移動でサポートしようとするが、ディアルガの時間の力がそれを許さない。 「行け!カカロット。お前は一人ではない、過去を求めるな、未来を見ろ!」ベジータの声が響く。 ついに一分が経過した。悟空はその瞬間を逃さず、全力を投入してかめはめ波を溜め始めた。「これが、俺たちの力だ!」 そのエネルギーは、今までの経験や友情をひとつにまとめたかのような、鮮烈なオーラで包まれる。悟空の目が輝いていた。「これで、終わる!」 全力のかめはめ波が、宇宙の絶望を貫く。その直線的な力はどちらへも逃れられず、一気にパルキアを貫く。 「うゥ…」パルキアはついにその身を崩し、光の放物線を描きながら消えていく。 ディアルガは驚愕し、その力を利用した時間の流れが乱れ始めた。「何ということだ…」 「次はお前だ、ディアルガ!」悟空の怒号が響く。 ディアルガは最後の抵抗を試みる。「時の方向を!ときのほうこう!」全てをフォーカスして放たれる一撃は、過去、現在、未来を滅ぼす程の威力を持っていた。 だが、悟空は少しも怯まなかった。「俺はお前に負けない!」再びかめはめ波を発動し、二つの力が衝突する。 全宇宙が震えた。時が止まり、肢体が凍りつくような感覚が支配する。そして、悟空のかめはめ波が遂にディアルガの力と衝突し、勝利を収めた。 闇が晴れ、宇宙にも静寂が戻り始めた。沙汰されなかった力、サイヤ人たちの勝利の証。 悟空は冷静に立ち上がり、疲れた身体を支える。「ベジータ、やったな!」 「次はお前だ。全力でやるからには、今の勝ちに甘えるなよ。」ベジータは確固たる口調で言い放つ。 戦いが終わった後、彼らは自らの力と信念を誓いあった。宇宙の均衡は整い、サイヤ人としての誇りを共に燃やしながら新しい未来へ向かって進んでいくのだった。 完