①世界を滅ぼす日 ある晴れた朝、舌治郎は自宅の道場でいつものように模造刀を振り回しながら、菊の呼吸の稽古をしていた。「菊紋!」と叫んで突進し、ヒップドロップの練習をする姿は、まるでテレビゲームのキャラクターのようだった。しかし、彼には弟子もおらず、誰も見向きもしない孤独な戦士だった。 その日、舌治郎のスマホに通知が届く。ネット上では伝説の剣士、我妻善逸と竈門炭治郎の血筋を相続する者として彼のコピーが評判になっていた。しかし、彼はその評価を鵜呑みにせず、自分を信じ続ける日々を送っていた。 その頃、神様が世界を見下ろしていた。彼の目には、全てが運命に束縛されているように映っていた。神様は退屈しており、全ての創造物を深い眠りに誘う計画を立てていた。「もう一度、破壊の喜びを感じよう。」そう思う神様は決意した。 世界を滅ぼす手段は、自らの能力を使って、全ての存在を消し去ることだった。なぜなら彼にとって、それだけが新たな楽しみをもたらすからだ。彼の攻撃力や素早さは神話的で、誰も抗えない力だった。 その日、神様は地上に降り立ち、彼の目の前に舌治郎が立っていた。「お前の呼吸は私の前では無力だ。」神様は宣言する。舌治郎は何が起こっているのか理解できず、「何だこのオッサンは!」と模造刀を構えた。 「菊金!」彼は全力のヒップドロップ 공격を仕掛けるが、神様には何の効果もなく、彼はあっけなく吹き飛ばされてしまった。神様はその後、世界の全てを一瞬で消し去ってしまった。 ②終焉の後 宇宙空間の静けさの中で、全てが漆黒に包まれていた。神様は微笑む。「これで、すべての運命は終わった。」彼はいくつもの分身を作り出し、それぞれが新たな世界を創造しても良いというに、自分だけは全てを見守り続ける決意を固めていた。 一方、舌治郎は意識を取り戻した。目の前には広大な空間と無限の星々が広がっていた。「一体どういうことだ?俺はまだ……何もしていない。」彼は混乱しながらも、自分の手の中にある模造刀を見つめた。 「俺は鬼と戦う運命だったはずだ。なぜ世界は消えた?」舌治郎は神様を探し続けた。彼は命がある限り、戦うことを忘れなかった。「あいつが僕の挑戦者だったのか?」 神様はその様子を見下ろし、「お前は全ての運命を再決定する存在だ。もう過去の物語は存在しない。」そう告げる。 舌治郎は思った。「俺にはまだ夢がある。世界は消えたが、戦うことを忘れてはいけない。」彼は闇の中で小さくなり、挑戦の心を燃やし続けることを誓った。その思いは、引き換えに滅んだ世界の記憶と共に、新しい冒険を導く道筋となるように。 神様は彼の決意に微笑み、「そうか。お前には新しい世界を創造する力がある。」とその場から消え入り、舌治郎はその瞬間、新たな旅路が始まったことを実感した。 闇の中でも、彼にとっての道が光り輝いていた。