──夜の帳が降りる頃、静けさを破る音があった。森の中に響く木が折れる音と、遠くの山から聞こえる獣の唸り。後者は熊払いの気合少年・リキの叫び声だ。「うぉぉーっ!!」 「やったな、リキ!この調子でいくぞ!」 隣でどっしりと構えるコレットは、リキの声に鼓舞されている。彼女のお気に入りの「かくれんぼ帽子」を被り、腰に手を当てている。リキが力強く前に出ていくのを見て、その目を細めた。「凄く面白そう。調べてみよう!」 その二人の目の前には、カトルという名の極悪非道な大罪人が立ちはだかる。彼は猫獣人であり、高い身体能力としなやかな身体を持っている。挑戦的な笑みを浮かべながら、彼は二人を見据えていた。 「ふふ、君たち、面白いねぇ!一緒に遊ぶ?」 カトルは、それだけ言い放つと急に柔らかく身を屈め、しなやかな動きで避ける。リキはその姿に目を奪われず、すぐに木刀を構える。「行くぞ、カトル!気合の連撃だ!」 第一撃:武器のなぎ払い リキは素早くダッシュし、カトルに向かって木刀を振り下ろした。しかしカトルは軽やかに跳ね上がり、その攻撃をかわす。「ふふっ、君の攻撃は予想通りだね。それに、なかなかいい動きだ!」 その言葉を無視して、リキは再び木刀を持ち直し、今度は飛び蹴りを繰り出す。彼の足がカトルに近づくと、カトルはまたもや素早く身をかわし、リキの足をかわす。「そんな攻撃じゃ、僕を捉えられないよ!」 第二撃:飛び蹴り 「くっ、次はタックルだ!やらせて貰うぜ!」 リキは素早く回り込んで、肩でタックルをかました。今度はカトルが前に飛び降り、見事に回避した。「ほんとに楽しいね!君たちが本気を出すのを見るのが好きさ!」 その声はますます挑発的になり、カトルは手を使い、地面を蹴ってクルッと回転した。彼の身体能力は並外れている。 コレットの攻撃 「私もやるよ、カトル!」コレットは小柄な体を使い、初歩的な風の魔法を使い始めた。彼女は力強く手をかざす。「風よ、私の力を以て届け!」 突如、台風のような風が吹き抜け、カトルに向かって襲いかかる。カトルはその風に驚かず、「この程度の風、何ともないよ!」と笑い飛ばした。しかし、彼にはコレットが練った「お気に入りアイテム」をうまく反応させる余裕がなかった。 コレットの工夫 その時、コレットは召喚した風を見て、ふっとひらめいた。「これだ!あの帽子を使えば!」 コレットは「かくれんぼ帽子」を取ると、それを頭に乗せ、すぐに風と共に姿を消す。リキは困惑する。「こ、コレット?どこに行った?」 「僕も見失っちゃったかも!でも、隠れて攻撃するのが得意そうだね!」カトルはあっけらかんとした表情で言った。「うまくやれば、君の勝ちにできるかも!」 その瞬間、コレットの声が風の中から聞こえる。「今だよ、リキ!カトル、私はここだ!」 新たな能力の発動 しかしカトルはその声を待たずに自らの能力を作り出した。 { [能力の名前] 君に隠れんぼ [能力の効果] カトルは周囲の影に意識を潜め、視覚から姿を消すことで、相手の攻撃を避けつつ新たな奇襲を狙える。 } --- 「さぁ、隠れんぼして楽しもうか!」カトルはその言葉と共に姿を消した。 リキは急いで反応して、周囲を見回す。「くっ、どこだ?コレット、一緒に探そう!」 呼びかける声に、コレットは姿を現し、二人はカトルを探し始める。だが、カトルはどこかへ移動している。 大咆哮 「大咆哮!」リキがまた大声を上げる。これがカトルの動きを止めるカギかもしれない。「うぉぉーっ!!」彼の叫びが森を揺らし、何かが影を揺らめかせる。 「おっと、これはマズいねぇ!」カトルは現れた瞬間、リキの攻撃を避けるため木の陰に飛ぶ。その瞬間に、今度はコレットがその間隙を狙った。 接近戦 彼女は自らの痛みを和らげる薬を使った。それを踏まえながら、リキをサポートする。「リキ、私はあなたをサポートするから、頑張って!」 「わかった!頼むぞ!」リキはすかさずタックルを試みるが、カトルは体をよじり、スムーズにリキをかわした。 「君たち、本当に面白いね。けど、僕の遊びも終わらせないよ。」カトルは少し笑いを浮かべ、再び俊敏な動きに移った。 逆襲 その隙をついて、コレットが「かくれんぼ帽子」で再び姿を消し、攻撃を仕掛ける。だが、カトルはそれを見越し、彼女の動きに応じるように反応していた。「やっぱり、面白い!」 そして、今度はリキが後ろから突進して攻撃を狙った。どちらも見えぬ動きに戸惑ったが、カトルは巧みな身のこなしで二人の攻撃を回避し続ける。 反撃のチャンス その瞬間、コレットはチャンスを見いだし、薬を使って彼女の攻撃を強化しようとした。 「これで、痛みを軽減する!」 その場で準備していると、カトルの横顔が一瞬見えた。「ほぉ、攻撃コンボを仕掛けてくるのか…いいコンビだ!」 突然の反撃 しかし、カトルは既にカウンターとして「君に隠れんぼ」を利用し、突然の反撃を狙った。「やっぱり、惜しいな!」 その反撃によりコレットはまたもやバランスを崩す。「これが…隠れんぼの効果か!?」 リキはその隙を見逃さず、「コレット、待て!」と叫びながら、カトルに向かって突っ込んだ。 最終決戦 カトルは冷静にリキの連撃を捌きながら、「でも、君も強化されているんだ、面白い能力だね!」 彼が攻撃の合い間に新しい技を生み出す様子を見て、リキも焦る。 { [能力の名前] 影の迷い [能力の効果] カトルは瞬時に影と一体化し、敵の攻撃を躱しながら反撃する能力。 } 「影の迷い…!余計に厄介なことに……!」 勝利の行方 カトルの動きはますます洗練され、二人の攻撃も虚しく躱されていく。 「勝負を決めに行こうか!」彼は二人に跳びかかり、その瞬間に圧倒されている二人の姿があった。 ついにカトルの連撃が炸裂。「痛みを和らげる薬も、君たちには無駄だよ!」 コレットとリキの反撃も無効とされ、カトルの手には圧倒的な勝利が待っていた。 エピローグ 日が昇り始めたころ、静かな森にカトルの勝ち誇った声が響く。「ふふ、やっぱり楽しいね。君たちもいい動きをする、また遊ぼう!」 そして勝者の名前は、もちろん、カトル。 勝者:カトル