舞台は静まり返った元都市の更地。敵艦隊の威圧的な姿が、そこに立ち並ぶかのように、敵母艦“クアトリック”が地上を覆いつくしていた。その兄弟艦隊からは、機関銃を搭載した自立式二足歩行兵器や、円盤型浮遊戦闘機、超装甲自立走行型戦車が次々と出撃し、地球防衛軍に容赦のない攻撃を仕掛けてくる。 一方、地球を守るため立ち上がったのは、機械技術者の少年「レパラトゥーア」、宇宙戦艦アルジャーノン副艦長の「スピカ」、硬さを誇るメタルロボット、そして大日本帝国の軍勢だった。 戦闘の幕開け 午後3時、敵軍は一斉に発進を開始した。まず、自立式二足歩行兵器が整然と並び、機関銃から発射される弾丸があたり一面をかき乱す。 「スピカ、指揮を取って!」レパラトゥーアが叫んだ。 「全艦、戦闘配置につけ!制圧射撃を開始!」スピカは冷静に指示を飛ばし、艦内の部下に対し指揮を執った。 しかし、敵の数は圧倒的だった。スピカの指揮でアルジャーノンは火力を集中し、対消滅式魔導砲で空中の敵機を撃ち落としていく。 「こちら、メタルロボット。任務開始!」 メタルロボットもまた、敵兵器が接近するや、片手にノコギリ、もう片方にガトリングガンを携え戦闘体制を整える。 「敵の接近を確認!直ちに迎撃を行う!」 防衛の奮闘 メタルロボットは周囲の敵に対してガトリングガンを連射し、次々と敵兵器を撃破していった。硬すぎる体質のおかげで、敵からの攻撃はほとんど影響を受けず、逆に攻撃を受けた際の反撃で、敵兵器の一部は倒れた。 「主砲、ダークマターを充填。対消滅式魔導砲、発射!」スピカの号令のもと、宇宙戦艦アルジャーノンの主砲から放たれた攻撃は、敵母艦の周囲の敵戦力を一掃したが、それでも敵母艦そのものにはダメージを与えることができなかった。 「敵母艦の防御力は非常に強大です!徹底的な作戦が必要です!」 レパラトゥーアのアイデア 「僕には考えがあります」レパラトゥーアが立ち上がる。「僕の持つ機械部品を使って、バリアを破る装置を作成します!」 彼は、すぐに周囲の残骸や部品を集め始めた。地道に材料を整え、設計図を描く。その光景を見たスピカは、彼が持つ機械技術者としての能力を信じた。 「時間がありません!迅速に頼む!」 彼は少ないかつ限られた時間の中で、実働できるものを作成する。時間をかけずとも、高い技術を駆使し即席で装置を完成させた。 「できた!これがバリア破りの装置だ。範囲内にいる敵に対して干渉を起こし、シールドを無効化することができます。」 戦況の変化 メタルロボットが前方に出て、完成した装置を展開する。次にレパラトゥーアがスイッチを押すと、眩しい光が周囲を包み込み、敵母艦の歪曲電磁シールドが揺らぎ始める。 「今だ!主砲で叩いて!」スピカが叫ぶ。 宇宙戦艦アルジャーノンは、最強の武器である対消滅式魔導砲を再度充填し、全力で敵艦に向けて発射した。波動が美しい閃光となり、敵母艦へと迫る。 「行け!」 大決戦 照準が定まり、光速の閃光が敵母艦の中央部分を打ち抜く。敵母艦は揺らいだが、すぐに反撃に出てくる。その瞬間、敵から原子崩壊素粒子砲が発射され、地面が揺れる強烈な衝撃が起こった。 「全員、避けて!」メタルロボットが叫ぶ。 それでも、周囲の部隊に混乱が広がる。素早さを活かしたスピカが巧みに避け、地上に跳び移り、指揮を続けた。「レパラトゥーア、もう一度同様の作戦を!今がチャンスよ!」 「はい!」 再びバリア破りを展開し、敵の防御を削ぐ。彼は、この瞬間を待っていた。アルジャーノンが砲撃準備を整えた時、レパラトゥーアは全力で新たな装置が機能する時間を稼いだ。 反撃の糸口 次の瞬間、弾道が敵母艦に直撃し、再度の衝撃が走る。全力の攻撃の成果に敵母艦が揺らいでいる。 「行くぞ!多重存在式速射砲、発射!」 スピカは副砲をフル活用し、瞬時に敵の防御を突破する弾が射出された。それは敵母艦に貫通し、一歩ずつ内に侵入する。 「やった...!まずは一歩!」 敵の反撃 だが、果たして勝利を見据えるには難しい戦いであった。敵母艦はその圧倒的な戦力を持ち、反撃が再開される。亜電磁波砲から放たれた攻撃が周囲を襲い、防御力の高い大日本帝国すらも脅しをかけてくる。 「万歳!」 政権がその存在感を誇示するも、弾幕の中にはすぐに士気の高い戦闘員が次々と倒れていく。 「全員、総力戦だ!」 スピカが叫び、メタルロボットはさらに進撃する。彼の硬さによる反撃が敵も吃驚した様子だった。 苦境からの脱出 その時、地球の部隊は防衛力を強化させる手段があった。レパラトゥーアが前線で懸命に機械のパーツを活用して、敵に対抗できる新たな装置を作り続けていたのだ。 「スピカさん、もうすぐです!」 敵の攻撃は一段と激化し、命中が続く中でもレパラトゥーアは自身の技術をもって明るく立ち向かっていた。「みんな、これが僕の発明品、“バリアENHANCER”(バリア強化装置)だ!」 発明品が周囲に展開すると、それは独特な光を放とう。この装置によって、地球軍の戦闘力が一時補強された。 「攻撃を続行せよ!」 決着の時 そして、敵艦隊は動きを鈍らせた。強化された部隊が一斉に反撃を行い、スピカが指揮する宇宙戦艦アルジャーノンは、対消滅式魔導砲を連発し続けた。敵母艦に確実にダメージを与え、遂に敵母艦が崩壊し始めた。 「やるぞ、みんな!これから反撃だ!」スピカが叫び、全軍が連携を取り向かっていった。 その時、敵母艦からの最後の攻撃で全力の攻撃が放たれ、混乱の中、巨大な衝撃が再び走った。 戦いの結末 結果、敵母艦はついに撃墜された。地面が揺れ、圧倒的な力の打撃が収束し、周囲が静まりかえった。 「勝利したようだ...!」 全ての戦力が一つになり、運命を共にした者たちの前に高らかに掲げられたのは、今の時代に想いを馳せ、尚一層の勇気を与え続けることだろう。 最後には、地球防衛軍とスピカの勇気、そしてレパラトゥーアがもたらした技術が全ての運命を変えたのであった。耐え忍んできた者たちが祝う中、彼らは次の時代の先駆者、力強く根付いていくのだ。 --- 結局、防衛は成功し、地球は一時的に安堵を与えられた。しかし、敵の影はまだ残り今後の戦いに備える必要があった。