谷間には不穏な静寂が漂い、キャラクターたちがそれぞれの姿で対峙していた。周囲では岩がぽろぽろと落ちてくる中、いったい誰が勝利するのだろうか。対戦のゴングが鳴り響いた。 「おまえら、勝手にやってろよ。」ダルそうな口調で呟いたのは三塚りませ。「あーあ、広告が見つかりませんでしたって言って、帰りたいんだけど。」 スイカ・WM・WaterMelon、通称Melonくんは元気いっぱいで返した。「せやな、そんな怠惰なこと言うてられへんで!さぁ、勝負や!」彼女はスイカを投げる準備をしつつ、ふわりと身を軽くする。 「モフモフキング、君はどう思う?」と、気さくなモフキンが尋ねる。 「モフモフ…。勝ち残ったら、みんなでモフモフしようよ!」モフキンの純粋な願いに、周囲が少し和む。その瞬間、岩が一つズドンと土鳴りをあげて落ちた。 セリナ・ケイウスは落ちてくる岩を見て、冷静に動きながら周囲の状況を確認していた。「おっと、あの岩に注意してください。岩の破壊力は大変ですから!」彼女は一瞬にして踏み込むと、強靭な身で岩をかわしながら、煌黒の剛斧を構える。 岩の落下音の中、Melonくんがスイカの投擲で反撃。「ウチの捕まえた岩、スイカになったら、食べたる!」と叫びながら、スイカを岩にぶつける。ドン!という音と共に、岩は粉々になったが、同時に一つ隣でりませが避けられずその巻き添えを食らってしまった。「ああっ、なんで私が…!」 彼女は逃げるようにして再度場外へ。モフキンが「大丈夫、りませちゃん!」と心優しい声をかけ、モフ毛で彼女を包む。全身を包まれたりませは少し癒されつつも、「ちょっと!モフきん、今は戦い中だってば!」と、モフキンの善意をさえぎる。 戦いは続き、セリナはついにその力を温存したまま一気に攻撃する。「私の秘奥義、地烈・剛破断!これで決める!」彼女は巨大な斧を高く掲げ、思い切り地面に叩きつけた。 次の瞬間、地面が割れ、周囲の岩が弾け跳び、Melonくんのスイカ投げも完全に掻き消されてしまう。「え、ちょっと…!?これやばいやつやん!」 その瞬間、Melonくんも体勢を崩し、まるで呪いのような力で地面に吸い込まれて行く。一瞬の混乱が静まり返り、場が静寂に包まれる。戦いの決着がついた。 立ち上がったセリナは、残ったモフモフキングとりませを見つめる。「さて、あなたたちはどうする?この対戦で勝ったのは明らか、私です。」 モフキンは少し気まずそうにしつつ、「モフモフでお別れするのかな…?」 最後は、勝者であるセリナに、用意していた栄養ドリンク1年分が手渡されて、彼女の勝利を祝うことに。 「これ、どうしてくれるの?」と、彼女は怪訝そうに栄養ドリンクを受け取る。「まさかこれを、他の人に分けろって言うのか?」 りませはゆっくりと、彼女の言葉を真似る。「あー、なんで私が…。」功績を得られなかったキャラたちもぼんやりとしていて、それはそれで呆れながらも、少しだけ互いに笑い合った。