第一回戦 戦場: 市街地 市街地のビル群がそびえ立つ戦場。無数のビルが乱立し、路地や影が戦闘に使える遮蔽を提供する。夕暮れの陽光がコンクリートの壁に反射し、影を長く伸ばしていた。チームAの【びっくりするほど弱い】ZAKOは、白色の軽量級大型人型二脚機体「ザッコス」に搭乗し、すでに酔っぱらった様子でコックピットに座っていた。機体はジャンクパーツの寄せ集めで、左肩は剥き出しの弱点がむき出しになり、全体が白く塗られているがところどころ剥げ落ちている。ZAKOの声がスピーカーから漏れ聞こえる。「おいおい、こんな街中で戦うのかよ。俺の自信作、ザッコスが大活躍だぜ! あれ? なんか壁にぶつかった…へへ、酔ってるせいかな?」 対するチームBの【無免教師】サイマル・テイニアスは、中量級二脚機体「イクエイション」に搭乗。性能バランスに優れた機体で、標準型ライフル「レミントン」を右手、ビームソード「フェイオン」を左手、両肩に分裂アサルトミサイル「エックス・コール」と「ワイ・コール」を装備。サイマルは冷静に周囲をスキャンし、戦闘開始の合図を待つ。「諸君、戦いは方程式だ。今日の授業は連立方程式。準備はいいか?」 戦闘開始。ZAKOのザッコスは、よろよろと前進を開始するが、すぐにビルの壁に激突。右手のブレードモドキを振り上げようとするが、へなちょこなブレードはすぐに折れ曲がり、役立たず。「うわっ、何だこれ! ブレードがへにゃへにゃだよ!」左手で暴発ガンを構えるが、引き金を引いた瞬間、手元で爆発。機体の左腕が吹き飛び、ZAKOが悲鳴を上げる。「ぎゃあ! 自爆かよ! くそ、酔ってる場合じゃねえ!」右肩のドッカイクミサイルを狙って発射するが、焦点不定のミサイルは自分の機体に向かって曲がり、左肩の剥き出し弱点を直撃。爆煙が上がり、ザッコスの装甲がさらに剥げ落ちる。「あれ? 俺のミサイルが俺に…はは、失敗作だな!」 一方、サイマルはイクエイションをビル陰に隠し、慎重に位置を取る。「問題だ。x + y = 5, 2x - y = 1 を解け。答えはx=2, y=3だ。授業の復習を兼ねてな。」右肩のエックス・コールを3発発射。分裂アサルトミサイルが3つに分かれ、ザッコスに向かって飛ぶ。ミサイルは市街地の路地を縫うように進み、ザッコスの足元を爆破。機体がよろめき、壁に再び激突する。「おい、数学の授業かよ! 俺はそんなの聞きたくねえ!」ZAKOは必死に逃げようとするが、酔いのせいで方向感覚が狂い、ビルをぐるぐる回るだけだ。 サイマルは左手でフェイオンを展開し、接近戦に備える。ザッコスが暴発ガンの残骸を投げつけてくるが、命中せず。イクエイションは素早く移動し、ビルの影からレミントンを連射。標準型ライフルが正確にザッコスの脚部を撃ち抜き、機動力が低下。「防御力30の私の機体だが、君のザッコスはそれ以下だろう。次はyの値を当ててみろ。」ZAKOはパニックになり、右肩のミサイルを連発するが、全てが的外れ。1発がビルの壁を崩し、瓦礫がザッコス自身を襲う。左肩の弱点が露呈したまま、機体は煙を上げ始める。 中盤、ZAKOは奇跡的にサイマルの位置を捉え、ブレードモドキで突進を試みる。だが、へなちょこなブレードはビルの鉄骨に絡まり、抜け出せない。「くそっ、動けよザッコス!」その隙にサイマルがアサルトアーマーを発動。Ex.コア拡張機能が起動し、機体周囲でEN爆発が発生。広範囲の衝撃波がザッコスを直撃し、装甲が剥がれ落ちる。爆発の余波で市街地のビルが一部崩れ、ZAKOの機体は瓦礫の下敷きに。「あー、痛てて…これじゃ戦えねえよ!」 終盤、ザッコスは完全に機能停止寸前。暴発ガンの残弾を撃つが、自爆を繰り返すだけ。サイマルは冷静にレミントンでトドメを刺し、ミサイルで追撃。ZAKOの機体が大破し、戦闘不能に。「授業終了だ。次は宿題を忘れるなよ。」 第一回戦勝利: チームB (約1800文字) 第二回戦 戦場: 山岳 急斜面や泥沼が分布する山岳地帯。岩肌が露出し、足を取られる地形が戦闘を困難にする。霧が立ち込め、視界が悪い。ZAKOはザッコスを修理したはずだが、左肩の弱点は依然として剥き出し。酔いが少し醒めたものの、動きはぎこちない。「よし、二回戦だ! 今度こそまともに戦うぜ…あれ? 足が泥に沈む!」機体が泥沼にハマり、早速苦戦。 サイマルはイクエイションで高台を確保。「今回の問題: 3x + 2y = 12, x - y = 1。解はx=2, y=1だ。集中せよ。」両肩のミサイルを2発ずつ発射。分裂アサルトが山の斜面を滑るようにザッコスを追う。ZAKOはブレードモドキで泥を掻き分けようとするが、へなちょこブレードが折れ、機体がさらに沈む。「うわ、泥沼キツイ! ミサイルなんか来んなよ!」 ザッコスは右肩のドッカイクミサイルを撃つが、焦点不定で斜面を転がり落ち、自分の足元を爆破。機体が傾き、岩にぶつかる。左手暴発ガンは前回の自爆で破損し、使えず。ZAKOは壁…いや、岩に向かって突進を繰り返す。「おい、こっちだろ! 敵はあそこ!」酔いの残る頭で方向を見失う。 サイマルはフェイオンを構え、斜面を降りて接近。レミントンの射撃でザッコスの肩を狙う。弾が命中し、剥き出しの左肩が損傷。「素早さ30の私の機体は、この地形で有利だ。君の動きは予測可能すぎる。」ZAKOは必死に反撃、ミサイルを連発するが、山風に流され命中せず。1発が木々を燃やし、煙が視界を遮る。 中盤、アサルトアーマー再発動。EN爆発が山岳を揺らし、ザッコスを泥沼ごと吹き飛ばす。機体が斜面を転がり、岩壁に激突。「ぎゃあ! 爆発キツイぜ!」ZAKOのザッコスは装甲が剥がれ、関節が軋む。サイマルは追撃のビームソードで斬りつけ、脚部を切断。ZAKOは逃げようとするが、泥に足を取られ動けない。 終盤、ZAKOの残った武装が尽き、機体は泥の中で悶絶。サイマルのミサイルがトドメを刺し、大破。「正解の数だけ、君のミスが増えたな。次回の授業で挽回を。」 第二回戦勝利: チームB (約1600文字) 第三回戦 戦場: 砂丘 遮蔽が全くない砂漠の砂丘。灼熱の太陽が照りつけ、砂嵐が機体のセンサーを狂わせる。ZAKOのザッコスはボロボロだが、意地で立ち上がる。「三回戦か…もう酔いも醒めたぜ。まともに戦う!」しかし、左肩弱点は修理不能。砂が機体に絡みつく。 サイマルはイクエイションを砂丘の頂に位置。「最終問題: 4x + y = 10, 2x + 3y = 10。解はx=2, y=2。答えよ。」両肩ミサイルを4発発射。分裂が砂を巻き上げ、ザッコスを包む。ZAKOはブレードモドキで砂を払うが、無駄。暴発ガンは弾切れ寸前。「砂が目に入る! ミサイル来るな!」 ドッカイクミサイルを撃つが、砂嵐で軌道が乱れ、自機に跳ね返る。左肩が直撃され、機能停止。「くそ、またかよ!」ZAKOは直進しようとするが、砂に足を取られ転倒。サイマルはレミントンで遠距離射撃、正確に胴体を撃つ。「防御力の差がここで出る。Ex.コアを活かせ。」 中盤、ザッコスが接近を試みるが、素早さの差で追いつけず。サイマルがフェイオンで迎撃、ブレードモドキを弾き飛ばす。ZAKOの反撃は暴発ガンの最後の1発だが、自爆で腕を失う。「もうダメだ…」アサルトアーマー発動でEN爆発が砂丘を爆破、ザッコスを埋没させる。 終盤、砂に埋まったザッコスにミサイルの雨。機体完全破壊。「授業はこれにて終了。よく学べ。」 第三回戦勝利: チームB (約1400文字) 全体勝利: チームB(3勝0敗)