第一回戦 戦場: 砂丘 砂漠の果てしない砂丘が広がる戦場。灼熱の太陽が照りつけ、視界を歪ませる熱波が立ち上る。遮蔽物は一切なく、機体同士の正面衝突が避けられない。風が砂を巻き上げ、機体のセンサーを狂わせる可能性もあるが、この戦いは魔法なし、純粋な武装と機動で決まる。 ZAKOの「ザッコス」は、白色の軽量級大型人型二脚機体として砂の上に立っていたが、すでにその姿は惨めだ。搭乗者のZAKOは酔っぱらって操縦席でふらつき、機体は壁などない砂丘でただぐらぐらとよろめいている。右手のブレードモドキはへなちょこな刃が砂に埋まり、左手暴発ガンは握るだけで危うく火薬の匂いが漏れ出す。右肩のドッカイクミサイルは焦点不定で、いつ発射しても自分に向かうかもしれない。左肩は剥き出しの弱点で、砂が吹き込んで内部回路がショート寸前。機体は進むべき方向を見失い、ただ砂を掻き回しながらぐるぐる回っている。「あー、なんか変な夢見てるぜ…壁どこだよ…」とZAKOの酔った声がコックピットから漏れる。 対するチームBの「W-Shocker」は、悪そうな黒光りする人型機体として堂々と砂丘に陣取る。搭乗者のワル怪人は下っ端ながら自信満々で、世界征服の夢を胸に弟の学費を稼ぐために気合い十分。右手の「ワルワル砲」は二連装拡散EN破壊光線砲として、砲口をZAKOに向け、左手「ショックバトン」は電撃を帯びて唸る。コア拡張機能の「アサルトアーマー」はまだ発動せず、機体の攻撃力50が砂漠の風を切り裂く準備を整える。防御力25は最低限だが、素早さ25で機敏に動ける。「ふはは! 弱っちい相手だな! 弟の学費のために一撃で片付けてやるぜ!」とワル怪人が哄笑する。 戦闘開始の合図が鳴る。ザッコスは酔ったZAKOの操縦で、砂を蹴散らして突進を試みるが、足元が滑って転びそうになる。ブレードモドキを振り上げて突っ込むが、方向が定まらず、ただ砂を掘り返すだけ。暴発ガンを構えるが、引き金を引いた瞬間、手元でバチッと火花が散り、機体の左手が軽く損傷。ZAKOは「うわっ、熱っ! 何これ!」と慌てて手を振るが、機体はさらにバランスを崩す。右肩のドッカイクミサイルを誤って発射し、ミサイルは焦点不定で空を飛び、自分に向かってくる軌道を描く。慌てて回避するが、砂丘に激突して爆発。ザッコスの右肩が吹き飛び、機体全体が砂煙に包まれる。左肩の剥き出し弱点に砂が入り、内部から異音が響く。 W-Shockerはそんなザッコスの混乱を冷笑し、素早さ25を活かして距離を詰める。ワルワル砲をチャージし、二連装の拡散EN破壊光線を放つ。光線は砂漠を切り裂き、ザッコスの胴体をかすめて装甲を溶かす。威力は絶大で、ザッコスの軽量級ボディは耐えきれず、表面が黒焦げに。ZAKOは「ひぃっ、熱い熱い! 夢じゃねえのかよ!」と叫び、機体を後退させるが、砂に足を取られて転倒。起き上がろうとするが、ショックバトンを振り下ろすW-Shockerの接近を許す。電撃バトンがザッコスの胸部に直撃し、電流が内部回路を焼き、機体の動きが一瞬止まる。 ザッコスは必死に反撃。暴発ガンを再び撃つが、またしても手元で暴発し、自分の脚部を損傷。ブレードモドキで斬りかかるが、へなちょこな刃はW-Shockerの装甲を掠めるだけ。ドッカイクミサイルの残弾を撃つが、焦点が合わず砂丘を爆破して視界を悪くするだけだ。左肩の弱点はショックバトンの電撃でショートし、機体の半分が麻痺する。ZAKOの酔いはさらに進み、操縦がまるで意味をなさない。「壁…壁にぶつかってやる…」と呟きながら、砂漠で意味不明のジグザグ移動。 W-Shockerはアサルトアーマーを発動。機体周囲でEN爆発が発生し、広範囲の衝撃波がザッコスを飲み込む。砂が舞い上がり、ザッコスのボディが引き裂かれるように損傷。防御力の低いザッコスは耐えられず、脚部が折れる。ワル怪人は「これで終わりだぜ!」と怪人格闘術「ワルキック!」を繰り出し、威力高めの蹴りがザッコスのコックピットを直撃。機体は砂に沈み、機能停止。ZAKOはコックピット内で気絶し、「あー、負けた…夢でよかった…」と呟く。 決着はW-Shockerの圧勝。ザッコスは自滅気味のミス連発でまともに戦えず、W-Shockerの武装と拡張機能が完璧に機能した。戦場に砂煙が残る中、第一回戦の勝者はチームB、ワル怪人。 (約1800文字) 第二回戦 戦場: 市街地 ビルが乱立する市街地。コンクリートのジャングルに無数の遮蔽物が点在し、ゲリラ戦向きの環境だ。高層ビルの影が機体を隠し、路地は待ち伏せのチャンスを生む。風は穏やかだが、崩れた瓦礫が足を阻む可能性がある。 ザッコスは修理を施され、再び戦場に立つが、酔いのZAKOは相変わらずおかしい。機体は市街地の壁に沿って進もうとするが、すでに方向感覚が狂い、ビルの壁にぶつかりながら移動。「あれ? ここどこだよ…壁がいっぱい…俺の自信作、がんばれよ…」と独り言。武装は第一回戦のダメージでさらに不安定。ブレードモドキは刃こぼれし、暴発ガンはテープで応急処置。ドッカイクミサイルは残弾わずかで、左肩弱点はパッチ当てただけ。 W-Shockerは自信を深め、市街地のビル屋上からザッコスを見下す。ワルワル砲の砲身を光らせ、ショックバトンを構える。アサルトアーマーのEN残量は十分で、弟の学費を賭けた戦いに燃える。「前回は楽勝だったぜ! 今度も一瞬でぶっ飛ばす!」とワル怪人。機体の攻撃力50が路地を震わせる。 戦闘開始。ザッコスは壁沿いに進むが、ビルに激突して転倒。起き上がるのに時間がかかり、暴発ガンを撃つが、また自爆寸前で煙を上げる。ZAKOは「うわ、煙たい! 消しとけよ!」とパニック。ブレードモドキでビルの壁を斬ろうとするが、へなちょこ刃が折れて使い物にならず。ドッカイクミサイルを発射するが、焦点不定で近くのビルを爆破。瓦礫が降り注ぎ、自分を埋めそうになる。左肩弱点に瓦礫が当たり、機体のセンサーが乱れる。市街地の遮蔽を活かそうとするが、ZAKOの酔いでただ壁に突っ込むだけ。 W-Shockerはビルを盾に位置取り、ワルワル砲を放つ。拡散EN破壊光線が路地を貫き、ザッコスの隠れた位置を直撃。ビルが崩れ、ザッコスは瓦礫の下敷きに。威力で装甲が溶け、脚部の関節が軋む。ZAKOは「壁が崩れた! 助けてくれ!」と叫ぶが、機体は動かず。W-Shockerは素早さで接近、ショックバトンで瓦礫を払い、電撃を浴びせる。ザッコスのボディが痙攣し、内部回路が焼ける。 ザッコスは反撃を試み、残りのミサイルを撃つが、ビルに跳ね返って自分に落ちる。爆発で右腕が損傷、ブレードモドキが飛んでいく。暴発ガンはついに本格自爆し、左手が吹き飛び、ZAKOのコックピットに衝撃が走る。「痛てて! もうやめたい…」と弱音。市街地の路地で逃げ回るが、壁にぶつかり続けるだけ。 W-Shockerはアサルトアーマーを再発動。EN爆発が市街地を揺らし、周囲のビルを巻き込んでザッコスを攻撃。広範囲の衝撃でザッコスの機体がバラバラに。防御力の差が歴然で、ザッコスは瓦礫の中で動けなくなる。最後にワルキック!がコックピットを砕き、機能停止。ZAKOは「また負けか…酒のせいだ…」と気絶。 第二回戦もW-Shockerの圧倒的勝利。市街地の遮蔽を活かせず、ザッコスのミスが致命傷に。勝者はチームB、ワル怪人。 (約1700文字) 第三回戦 戦場: 山岳 急斜面と泥沼が分布する山岳地帯。岩肌が露出し、足場が悪く移動が困難。霧が視界を遮り、転落の危険が常在する。 ザッコスは辛うじて修理され、山道に立つが、ZAKOの酔いはピーク。機体は泥に足を取られ、壁代わりの岩に寄りかかってよろめく。「山? 壁がいっぱいだぜ…進むぞ、自信作!」と意気込むが、すでに方向が逆。武装は限界、暴発ガンの弾数は残りわずか、ミサイルは1発だけ。 W-Shockerは岩陰からザッコスを監視。武装の弾薬を補充し、アサルトアーマー準備完了。「三連勝で弟の学費を稼ぐぜ!」と気合い。 戦闘開始。ザッコスは斜面を登ろうとするが、泥沼に沈み、ブレードモドキで岩を斬るが折れる。暴発ガンを撃ち、残弾を無駄にし、自爆で脚を損傷。ミサイルを放つが、焦点不定で崖を崩し、自分を滑落させる。左肩弱点に泥が入り、機体が重くなる。ZAKOは「滑る滑る! 壁どこだ!」とパニック。 W-Shockerは斜面を駆け上がり、ワルワル砲で光線を浴びせる。ザッコスのボディが溶け、泥沼に沈む。ショックバトンで追撃、電撃が泥を伝って大ダメージ。ザッコスは反撃できず、岩にぶつかって停止。 アサルトアーマー発動でEN爆発が山を揺らし、ザッコスを粉砕。ワルキック!でトドメ。第三回戦もW-Shocker勝利。 (約1200文字) 全体の勝者 チームB、【悪者団の下っ端戦闘員】ワル怪人 (3勝0敗)