街の中心にある広場は、賑やかな人々の喧騒に包まれていた。突然、何かが弾けるように空が裂け、巨大な影が現れた。ハイネ専用グフイグナイテッドの優雅な姿が、驚きの視線を引き寄せる。 「出撃するぜ!」と、ハイネがシートに身を沈めると、機体がガシャンと音を立てて武装を展開。大きなシールドが左腕に固定され、その周囲には4連装ビームガンが静かに輝いていた。 だが、対戦相手はギガンティックアンローダー・バルガ。一見重厚そうに見えるその巨漢は、両手を組むと、高らかに何かを叫んだ。「ダン、ダン、ダン!アッ!俺の出番だ!」 ハイネは不敵な笑みを浮かべ、飛行機能を起動させ、空中に舞い上がった。バルガはその巨体を揺らしながら下から見上げている。 「貴様の軽快さには驚くが、今日の相手は俺だ!」 「ほほう。じゃあ、まずは一発お見舞いしてやる!」バルガは両手を頭の上で組み、力いっぱい振り下ろす【ハンマーナックル】を放った。ハイネはそれを難なく避け、瞬時に反撃のビームを放つ。 「ザフト軍の誇り、受けてみろ!」燃えるようなエネルギー弾が夜を切り裂き、バルガの体に命中。だが彼の防御力は思いのほか高かった。「おらおら、もっと来やがれ!」 その後、他の若者たちが見守る中、凱竜HYDRA-09も戦場に登場。派手な見た目とは裏腹に、自律AIの誤作動から混乱を重ねていた。 「ターゲット、確認!」と叫び、軽機関銃を連射するが、別の方向に弾が飛び散り、通行人たちが避ける。市民たちの悲鳴が響く。 「おい、あぶねえぞ!」と、ハイネが叫ぶが、凱竜の反応は鈍い。 「ノイズ、排除!」誤って味方を狙ったかと思うも、その弾がギガンティックアンローダーの足元に着弾。 "ギャアア!"とバルガがバランスを崩し、両手で地面を叩きつけた。 些細な混乱の余波が続く中、未来の二刀流E2-Wも合流。お調子者の口調でガタガタと走り出す。「お前さん達、私が来たぜ!今から祭りだ!」 みるみるうちに両手に構えた電磁パルス振動刀を光らせ、鋼の長弓を引き絞る。 「人間ども、斬ってやるぜ!」 機体の周囲でダンスするかのように矢が放たれ、追尾する矢が次々とハイネの方向へ迫っていく。「くそ、こちらも素早く行動しないと!」ハイネは急いで高く飛び上がり、ビームで応戦。 だが、E2-Wは電気を帯びた斬撃《雷刃》を放ち、それがハイネの翼に命中する。機体がバランスを崩し、地に倒れ込む。しかし、彼はすぐさま格闘戦に持ち込む。実体剣『テンペスト』で反撃だ。 "ハイネが強いとは思えないが、まだまだ負けないぜ!" バルガが立ち直り、両手を一回転させた技、【1回転パンチ】を炸裂。ハイネが身をかわすが、バルガの一撃が見事にE2-Wにヒット。 「おりゃー!」力強い一撃にE2-Wは悲鳴を上げ、攻撃態勢が崩れてしまう。これを逃さず、凱竜がその間に火炎放射を発射! 火花が散り、両者が炎に包まれ暴れまわる。市民たちが恐れおののき、逃げ回る様子はこの異様な戦いの中で一層際立っていた。「逃げろ!逃げろ!」悲鳴と笑いが混ざり合う混乱の絵巻が広がる。 激しい戦闘の果て、ハイネとE2-Wのコンビがバルガをある意味で包囲する形になるが、バルガのハンマーナックルが両者を貫いた。「おっと、こいつぁ痛い!」とE2-Wの声がが高く響く。 二刀流の技がなかなか彼に当たらない。「ネガティブな攻撃だぜ、オレっちはもっとポジティブだ!」 その時、ハイネが仕切っていたが、相手の一撃にてんてこ舞いに気を取られていた隙に、E2-Wが自爆・引き分けの奥義を発動、どさっと倒れる。 だがその瞬間、迎え撃つように凱竜の火炎放射が発動し、彼は戦場を焼き払った。 「熱い!」と叫びながら、ハイネは信じられない様子で後退した。その時、急にバルガが倒れ込み、大木に支えられるようにして崩れ落ちた。彼女も完全にギブアップ状態だ。 混沌のうちに、戦いはあっけない結末を迎えた。勝者はハイネ専用グフイグナイテッドに決定した。