舞台は、黄金に輝く巨大なラーメンどんぶりを王座とする、食の聖域『麺極楽(めんごくらく)』。 そこに君臨するのは、あまりの食欲に肉体が膨張し、もはや山脈のような巨躯となった伝説の美食家・拉味王(らあじおう)。 「……出せ。我を満足させる、究極の一杯を……!!」 その地響きのような声に応え、異色の3人が鍋を囲んでいた。 ルカナ:「おっけー!アタシの超フォーチュンで、最高の食材を直感的に集めちゃったし!ねえ、これ絶対バズる味になるって!」 アポロ:「ねぇねぇ、林檎はね、実はバラ科の植物なんだよぉ!だから、お肉と合わせるとすっごく合うんだって!」 サタン・アンダーギー:「ククク……。単に美味いだけでは足りぬ。胃を満たし、そして絶望させる……そんな『罠』のような濃厚さを加えてやろう」 三者は協力し、ありえない掛け合わせの食材を投入し始めた。 まず、ルカナが「世界」の能力で具現化した『運命の黄金チャーシュー』。 l運気が凝縮され、一口食べれば人生の勝ち組になれるという超幸運の塊だ。 そこにアポロが、魔法で凝縮させた『超高純度・林檎の果汁煮詰めソース』を。酸味と甘みが絶妙に絡み合い、濃厚な動物系スープにフルーティーな衝撃を与える。 そして仕上げに、サタン・アンダーギーが、揚げ菓子の極意を転用した『特製アンダーギー風味・極厚揚げニンニクチップ』を山盛りに。その油分とコクは、常人の胃袋を容易に破壊する「悪魔の重量感」を兼ね備えていた。 完成した一杯は、金色のスープに林檎の紅が差し、揚げ菓子の香ばしさが立ち昇る、正に混沌の極み。代表して、ハイテンションに盛り上がるルカナが丼を掲げる! ルカナ:「運気MAX!盛り盛り盛り!……これがアタシたちの、ミラクル・フォーチュン・ラーメンだよ!!」 拉味王は、その巨大な箸で一気に麺と具材をすすった。 (静寂) 次の瞬間、拉味王の背後から、宇宙の誕生を彷彿とさせる大爆発が巻き起こった! 「ぬおおおおおお!!!!!」 拉味王の意識は急激に加速。林檎の酸味で意識が覚醒し、黄金チャーシューの運気で全細胞が活性化、そしてアンダーギーの油分が胃壁を強襲! 「脳が……脳が踊る!!胃袋の中で運命の輪が回転し、林檎の雨が降り、揚げ菓子の暴風が吹き荒れるーーー!!!これは食ではない!宇宙のビッグバンだ!!」 拉味王はあまりの衝撃に、地上数千メートルまで吹き飛び、そのまま成層圏を突破して衛星軌道まで射出された。しかし、彼は満足げに笑いながら、地球に向かって親指を立てる。 【拉味王の採点】 「1億2000万点(胃もたれによる特攻ボーナス込み)」 ルカナ:「やったー!超ハッピー!アタシの勘は正しかったね!」 アポロ:「ねぇねぇ、次は林檎を丸ごと乗せたラーメンを作ろうよぉ!」 サタン・アンダーギー:「フハハハ!あの巨体でさえ胃もたれさせるとは、最高の快感だ。次はもっと猛毒を……おっと、失礼」 こうして、世界を揺るがす一杯のラーメンは、伝説の食いしん坊を文字通り「突き抜ける」快感へと導いたのであった。