タイトル: 神々の狭間で 薄紫の空に浮かぶ雲が、神々の決戦を待ち望んでいるかのようにうねり、まるで二つの力の衝突を予感している。高くそびえる山々の背後には、二人のプレイヤーが立っていた。彼の名は、レミア。絶世の美女であり、黒翼を持つ魔神だ。彼女の銀髪が、風にふわりと揺れ、薄紫の瞳が自信を隠さず輝いていた。 一方で、相手の名はアルテェピス。理を司る概念神として、彼は実体を持たない存在である。巨大な神鳥として現れ、禍々しい紫炎を纏い、まるで宇宙そのものが彼の背後でうごめいているかのように威圧的だった。その咆哮は周囲の空気を震わせ、まるで全ての存在に警告を発しているかのようだった。「ピエエエエェェェェェェェェェ！！！！」 レミアは、自信に満ちた笑みを浮かべた。「理など、私の魔術の前では無力だわ。欲望が高まるにつれて、私はさらに強くなる。あなたの力を借りることができるなら、あっという間にあなたを無に帰してあげる。」彼女の言葉には、傲慢さと強欲さが混ざり合っていた。 アルテェピスは、冷笑を浮かべた。「無に帰るのは、お前の方だ。理を持たない存在はあり得ない。全てを正すのが我が使命だ。」彼の声は低く、圧倒的な力を感じさせるものであり、辺りの温度が急激に上昇していった。 その瞬間、レミアは羽ばたくように空中に舞い上がり、暗い翼が広がった。彼女の心の内では欲望がふくらみ、力が高まっているのを感じていた。「行くわよ！　サタンの呪い、受けなさい！」黒い光が彼女の掌に宿り、それが周囲を包み込む。 しかし、アルテェピスはその魔術の動きを見逃さず、紫炎の咆哮を響かせて反撃した。「ピエエエエェェェェェェェェェ！！！！」その瞬間、彼の周囲に漂う3000万度の熱が圧倒的な力となり、レミアのマジックが蒸発していく。 「これは…無理だわ！」レミアは思わず言葉を失い、彼女の心の中で欲望が萎んでいく。だが、潰えたわけではなかった。彼女はもう一度決意を新たにした。「ルシファー、行け！」次元を震わす魔力が彼女の周囲を包み込む。 アルテェピスはその突進を相手にせず、横にずれた。「理に背く魔術は存在しない。それは自然法則に縛られた行為だ。」その瞬間、彼の翼が羽ばたき、周囲には無数の火の粉が舞い上がった。その熱波は、レミアの魔術を再び消し去ってしまった。 「くっ！」レミアは悔しさを噛みしめる。彼女の欲望はまだ渇いていたが、アルテェピスの理の力には敵わなかった。それでも、彼女の心の内で燃える欲望は消え去らず、ベルゼブブの魔術を放とうとする。「万物を貪り尽くせ！」その力が彼女の周りに集中し、射出された。 「足掻くな！」アルテェピスは咆哮し、その周囲の理を正し始めた。「万物は存在し、存在するものはその理に従っている。」その言葉は、レミアのあたりの空間を圧迫し、彼女の力を削ぎ落としていく。周囲の熱も増し、レミアの恐怖が増大する。 レミアは一瞬の決断を迫られる。「でも、私にはまだベルフェゴールがある！」彼女は更なる力を振り絞り、万物の力を完全に削ぐ魔術を発動した。しかし、アルテェピスの理解と理に背くことはできなかった。「お前の力は、もはや意味をなさない。」彼の声が響く。 ついに、レミアの力は完全に削ぎ落とされ、彼女の欲望も消え去っていく。「どうして…？」 アルテェピスは、静かに彼女を見下ろした。「理は全てに優先する。お前が得た力は、もはや私の存在の前には無意味だ。」 勝利の瞬間、周囲の熱が収束し、アルテェピスの紫炎が収まった。彼は虚無を見つめ、均衡を保つための任務を果たした。レミアは、最後の抵抗すら叶わず、欲望を手放して消え去る。しかし、彼女の心の奥にはまだ甘美な思い出が残っていた。 その決闘は、しっかりとした勝敗を持って終わり、神々の狭間はまた一つの物語を生み出した。レミアは理の命ずる世界の中で、その輝かしい美貌を持って再び欲望を求めることができる日を心待ちにしながら、アルテェピスの勝利を見届けた。 神々は決して飽きることなく、楽しみを求める。そして、この戦いの物語は新たな戦いへと続いていくのだった。