川の流れが緩やかな中、ダムの上流から伝わる圧力が戦闘の雰囲気を一層高めた。決戦の日、川下では自動販売しない機、海竜の剣士エルダー、モビルスーツゴッグ、そして救助部長の臥龍岡が対峙していた。 自動販売しない機は、その全高2mの巨体を誇示するかのように位置取り、傲慢な態度で仲間に声をかけた。「ほら、弱い奴は早く脱落せえ。ワイが一番や。」エルダーは彼の言葉に眉をひそめ、剣を構えた。「無駄口を叩く暇があったら、戦いの準備をしろ。」その瞬間、エルダーの剣から水の波紋が広がり、周囲に緊張感が漂った。 まず動き出したのはゴッグだった。「さぁ、やってやるぜ!」と、彼はスラスターを全開にし潜水状態から川に飛び込んだ。鋭い眼光を持つガンダムの目の前で、彼の拡散メガ粒子砲が青い光を放ち、河に大量の水しぶきを上げる。 しかし、エルダーは冷静だった。すぐに「ガーディアン」の力を発動させ、攻撃速度を低下させた。「お前の攻撃、受けて立ってやる!」と叫び、みるみるうちに剣を振りかざす。ゴッグが懸命に反撃しても、エルダーの動きは素早く、その一撃一撃が彼の防御を打ち破っていく。 一方、自動販売しない機は二人の戦闘を高みから観察しながら、大声で煽り立てる。「おい、あんたら!チップくれたら、ワイが方法教えたるで!」エルダーは苛立ちを隠さず、「お前は何も分かっていないな。この戦場で俺たちは命をかけて戦っているんだ!」と返す。 臥龍岡は戦闘の合間を見て、両者の様子を見守っていた。「怪我人が出たら、俺が救助する!」と言った直後、自動販売しない機を睨みつけた。「お前の存在が無駄だ。戦い終わった後にでも助ける。」 戦闘は次第に激しさを増していく。エルダーが「アクアティアス」を放つと、鋭い水の刃がゴッグへ向かって突進する。ゴッグは素早く反転するが、その一部を右腕に受けてしまった。「さすがゴッグだ、なんともないぜ!」と開き直るが、その表情には不安の影が見え隠れしていた。 その時、ダムの上流からサイレンが鳴り響き、いよいよ放水が始まることを知らせた。「やべぇ!逃げろ!」ゴッグが叫んだ。水が一気に川下へと流れ込み、周囲の形勢が一瞬にして変わってしまった。 エルダーは即座にその場を離れようとするが、強い流れに足を取られている。ただ「ゴッグ、早く!」と声を上げたが、彼の背後に迫る水流は容赦なく彼を呑み込んでいく。 一方、臥龍岡は瞬時に判断を下した。「アージェントルーム!ここにいては危険だ!」と彼は透明な幕を張り、仲間を護ろうとしていた。しかし、ダムの影響は全てを横取りするかの如く、瞬時にその場から飛び出してきた水がゴッグの方へ迫り、圧倒的な水圧で彼を流してしまった。 「ゴッグが流された!うわぁ!」臥龍岡は驚きの声を上げた。その瞬間、ゴッグは短い無力感の叫びを残し、流されていった。 エルダーと臥龍岡は、流される彼の姿を見つめた。「俺たちの勝負はまだ終わっていない!」とエルダーはそれでも戦闘に戻る決意を固めた。一方、臥龍岡は仲間を護り続けるため、エルダーと共闘した。不安感も漂うが二人の闘志は誰にも負けないものになっていた。 この戦いの結末はまだ見えない。仲間を失ったエルダーと臥龍岡、果たして彼らはこの荒波を乗り越えられるのか。