――チームBの名は、運命を一身に背負った特異で存在感溢れる者。彼の名は、Goldラージクロックマン。彼の存在は、時の流れを支配し、戦場においてもその圧倒的な力で恐れられる存在だった。 今日、彼は一人の幼女を守るために戦っている。幼女の手には、あの危険極まりない「相手誕生以前の因果に干渉し強制的に存在消去するボタン」が握られていた。彼がそのボタンを押せば、運命が塗り替えられ、幾多の可能性が消え去る。彼女の魅力的で無邪気な笑顔を消すことなど、絶対に許さない決意を胸に、Goldラージクロックマンは立ち上がった。 彼の目の前に、チームAが現れる。その名も、運命を狂わせる創造物。無慈悲にボタンを押す準備をしている様子で、何の躊躇もあらない。小さな手がボタンに伸びていくのが見える。彼の心は焦りに満ちる。時間を操る力を持つ彼だが、最初の一手で負けるわけにはいかない。真っ向から彼を叩き潰すことはできずとも、与えられた時間を使って、彼の身を守る手立てが必要だ。 「時止!」彼は叫ぶ。 瞬時に周囲の時間が止まる。彼は無音の中でも、自分の行動だけが許された空間に飛び込んだ。周囲の風景だけに約束された1分間、全てのことが停止する。彼は黄金の大剣を持ち、まずは幼女の元に駆け寄る。彼の存在が時の流れを変える中、冷静にボタンを取り上げるチャンスを見定めていた。 「ボタンを、これを異世界から抑えに行け!」そう彼は叫びながら、彼女を守るために位置を調整する。時を止め、傷つけずに、ボタンを奪う必要がある。 時が動き出すと同時に、彼は再び「時止」を発動し、敵の動きを封じる。彼の広大な力で相手の動きを捉え、幼女を救い出そうとホールドする。 「全ての運命を守るために、引けない!」そう叫ぶ彼の剣が、まるで時の精霊のごとく斬撃を放つ。黄金色の衝撃波は、敵に向かってまっすぐ突き進んでいった。時を操る力、美しき剣技、何もかもが彼に許された力だ。 だが、相手チームは強力な力をも注いでくる。「ステータス発動、斬撃だ!」と相手は力をためて一撃を放つ。 彼は全力で防御し、クロックウォールを張った。だが、想定外の圧力の中、徐々に崩れていく壁。"敗者席行き"の覚悟を決める。だが、彼にはこの子を守る使命がある。やりきるまでは負けられない。彼は黄金の大剣を地に突き刺した。「金の爆発!」彼の叫びは次元を超え、観衆を一時の静寂に包みこむ。 爆風が広がり、敵は吹き飛ばされる。彼は夢中になりながら、ついにその瞬間がやってきた。無防備な幼女の手から、ボタンを掴む。 「これで、未来は守られたと思う。」彼は安堵の息とともに、幼女を抱きしめる。 タイムアップ後、勝者は彼。敗者もあったが、幼女の笑顔を守った証として互いに手を取り合った。幼女は彼に、チョコレートクッキーを食べたいと言った。 「みんなでおやつを食べよう!」彼は嬉々とした声で言い、仲間たちも笑った。 この戦いや勝敗に関係なく、彼の目の前にある日常は、みんなで分かち合うものなのだ。そう思うと、心満たされる思いがした。 その中で幼女が一言、「約束安いの?」。彼は笑顔で、「もちろん、いつも君を守るからね」と答えた。彼の心には、王者に流れる余裕の色があった。」