灰色の空に覆われた地球。極寒の大地で、わずかな希望の光を探すキャラクターたちが最後の脱出ポッドを取り合っていた。目の前には、怠け者の女子高生・三塚りませが座り込むような姿勢で、何か面倒臭そうに腕を組んでいる。彼女の手元には、『卒業証書の筒』が置かれていた。その周りには、すごい魚、ソウハ・ルルイエ、女王アリの姿も見える。 「ねぇ、なんで私が戦わなきゃいけないわけ?」「広告が見つかりませんでした」と、りませがダルそうな声で言い放つ。すごい魚はピチピチ跳ねながら移動し、その様子に心の中で「またまた無神経なやつだな」と思っている。彼は無表情ながら、イライラ感を押さえきれずに待っていた。 「申し訳ありませんが、あちらには絶対に脱出ポッドが必要です。どうか、戦うことをお考えください」と、ソウハ・ルルイエが真摯に頼むと、りませは「えー、めんどくさ…」と言って、またもややる気のない態度を示す。 「まあ、私の方がかわいいし、勝てる気がしないや。」と、りませは適当なことを口にし、自分の存在価値を示そうともせず、ただ時間が過ぎるのを待っていた。 「ちょっと待ってください。無駄にリソースを消耗する必要はありません。私たちの間で最も弱い者…これを通じてどのように戦ったとしても全て無駄です。」と、ソウハは冷静に語りかける。 その瞬間、女王アリが自らの蟻塚を活かし、軍隊アリを従えて攻撃を仕掛ける。彼女が「アリ」と名がつかないキャラに向かって手を差し出すと、りませとその場の者たちは一瞬目を見開いた。 「うちのアリたちが、みんなアリにさせてみせるわ!」「お前たち、行け!」と女王アリが指示を出す。すると、彼女の蟻が一斉に襲い掛かってきた。 りませは「ああもう、やめてよ!」と叫び惨めさを漂わせ、一瞬にしてその場の形勢が逆転するような展開を迎える。彼女は思わず卒業証書の筒を持ち、すごい魚に向かって振りかざしたが、すごい魚の卓越した素早さにあっさり避けられてしまった。 その隙を突いて、ソウハが蔦を操り、りませの四肢をしっかりと拘束した。「これではもう逃げられません」と彼は冷静にささやく。今、全員が彼女の行く末を見守る。 しかし、すごい魚はそのままピチピチと跳ねているだけで、動きが予測不可能だった。周囲の状況なんて彼には関係ない様子で、りませの足をかすめながら周囲を飛び回る。彼らの攻撃は全てすごい魚に当たってしまい、思わず頭を抱える場面は何度も繰り返される。 「おい、いい加減にしろよ」とりませが最後の抵抗を試みるも、その懸命な挑戦が空しくも虚しく見える。 彼女が脱出ポッドを保持するチャンスを失ったその時、ソウハの秘奥義が発動した。「その命、神に返しなさい!」蔦で捕らえられたりませのエネルギーは吸収されていく。彼女の身体から力が抜け、目の前に咲くのは美しい草花だ。しかし、勝利をつかんだのは、すごい魚と女王アリだった。 「お前ら、許可しないぞ!」と叫びつつ、抗う彼女の姿が最後に見えた。 こうして、すごい魚と女王アリが脱出ポッドを目指して走り出し、現実を越えた戦闘の終止符を打つ。 脱出ポッドの入り口の前で、二人は顔を見合わせ確認し合い、その瞬間に最後の希望が胸の内で弾ける。「さ、行こう!」と、すごい魚がピチピチ跳ねて、女王アリを引き連れて飛び込んでいく。彼らは極寒の地球を後にし、新しい未来へと旅立っていった。 脱出ポッドは崩壊寸前の地球を背に、宇宙の光の中へと消えていった。—彼らの選択の果てに、どんな世界が待っているのだろうか。