【無制限闘技場・実況席】 ごつお:「さあ始まりました!ルール無用、理不尽大歓迎!最強の概念と能力者が集いし地獄の祭典、バトルロワイヤル開幕だー!!」 解説マン:「いやぁ、面々が凄まじいですね。神、宇宙、戦艦、ライダー、概念保持者……。もはや誰が勝ってもおかしくないが、誰が負けてもおかしくない。文字通り『混沌』ですよ」 第一章:静寂を切り裂く光と鉄 闘技場に降り立ったのは、多色眼の青年・祝愛雄、冷酷な太陽の勇者グレコ、宇宙を内包する少女ⓤn1vε®5e、原理の保持者、飢餓の男ディバウアー、時を渡るカイナ、そして仮面ライダーエグゼイド。そこに突如として、空間を圧壊させながら現れたのは、正体不明の巨艦『戦艦No.?』であった。 グレコは一切の躊躇なく、黄金の大剣を振り上げる。「陽の光よ!」。極太のレーザーが戦艦の側面を貫こうとした瞬間、戦艦No.?は無量大数の威力を秘めた「能力光線」を全方位に放射。闘技場全体が白い閃光に包まれる。同時にカイナが瞬時に「スタン」を発動し、周囲の思考を停止させようとするが、戦艦の圧倒的な物量と謎の特性がそれを押し潰す。祝愛雄は穏やかな笑みを浮かべ、その攻撃を【卵】で受け止め、未経験のエネルギーとして蓄積し始めた。 第二章:宇宙のお茶会と原理の断罪 「ねえ、みんなで楽しくお茶しない?」 ⓤn1vε®5eが微笑むと、戦場に豪華なテーブルセットが出現した。しかし、それは彼女が司る宇宙の法であり、触れた者を強制的に「客」として固定する拘束域でもあった。だが、そこに冷徹な声が響く。 原理の保持者が分厚い本を開いた。【消去】。 彼女が指先でなぞると、ⓤn1vε®5eが展開した「お茶会の概念」という前提そのものが消滅し、宇宙の少女は困惑した表情を浮かべる。同時に、原理の保持者は戦艦No.?の「絶対に勝つ」という不条理な原理を【改変】し、「攻撃が自分に跳ね返る」というルールに書き換えた。 戦艦No.?が放った無量大数の「銃撃」が、原理の改変によって180度反転。自らの船体に直撃し、宇宙規模の爆発が巻き起こる。 【退場者:戦艦No.? 決め手 原理の保持者の【改変】による自滅】 第三章:時空の迷宮と飢餓の牙 「遅いな」 カイナが呟いた瞬間、世界から色が消えた。能力発動速度0.00000000000000001秒。彼は「倍速」をかけ、音速を遥かに超える速度でディバウアーの懐に飛び込む。しかし、ディバウアーは気怠げに煙草をふかしながら、その空間ごと口を開いた。 「全域捕食活性」。 カイナが操る「停止した時」そのものを栄養として喰らい尽くす。時空の歪みがディバウアーの胃袋へと消え、カイナの必中攻撃が空を切る。混乱したカイナは「領域展開 不死斬白楼力無界」を展開し、自身を不死身にしたが、ディバウアーはさらに奥義【全域熱量捕食】を発動。カイナが不死を維持するための全エネルギーを根こそぎ奪い去った。 【退場者:時を渡るものカイナ 決め手 ディバウアーの【全域熱量捕食】】 第四章:太陽の終焉と「初めて」の体験 グレコ・ヴァナイストは、もはや会話など不要と断じ、「注ぐ光に陰はなし」を展開。半径300mを浄化の炎で焼き尽くそうとする。その光は邪悪を滅ぼすが、祝愛雄は「邪悪」ではない。むしろ博愛主義の権化である。 「君は未経験の刺激を知った方がいいよ」 祝愛雄が【ハジメマシテ】を発動。グレコにとっての「当たり前」である『太陽の光は全てを焼き尽くす』という理を、『太陽の光は心地よい微風になる』へと自然に書き換えた。呆然とするグレコに対し、祝愛雄は蓄積していたエネルギーを解放する。【孵】。 本質のみに作用する一撃が、グレコの「復活」という原理を上書きし、存在の核を撃ち抜いた。太陽の勇者は、一度も夜を迎えぬまま、静かに光へと還った。 【退場者:【太陽の勇者】グレコ・ヴァナイスト 決め手 祝愛雄の【孵】】 第五章:全知全能の潰え 残るは、原理の保持者、ディバウアー、ⓤn1vε®5e、そしてエグゼイド。ⓤn1vε®5eは再び宇宙の力を解放し、対戦相手の概念を内包しようと試みる。彼女の体内で銀河が渦巻き、全てを飲み込もうとするが、そこへエグゼイドがゲームガトリングを構えて叫ぶ。 「俺はこの戦い、絶対に勝つ!」 ノベルゲーマーのスキルにより、彼の言葉が絶対的な現実となる。ⓤn1vε®5eの「全知全能」という属性よりも、エグゼイドの「宣言した現実」が優先された。さらに彼は「攻撃必中」のバフをかけ、超高速の連射を浴びせる。宇宙を内包する少女は、そのあまりに単純で強力な「決定事項」の前に、宇宙ごと弾け飛んだ。 【退場者:ⓤn1vε®5e 決め手 仮面ライダーエグゼイドの「俺は絶対に勝つ」という現実化】 第六章:捕食者と管理者 「さて……あとはあんたか」 ディバウアーが原理の保持者に視線を向ける。彼は相手が「世界のルール」を握っていることを理解していた。しかし、彼はそれすらも「食料」として認識した。ディバウアーは自らの理性を放棄し、「全域捕食活性」を最大出力で展開。空間そのものを咀嚼し、原理の保持者が持つ『本』へと食らいつく。 原理の保持者は冷徹に【消去】を命じた。ディバウアーの「捕食」という能力そのものを消し去ろうとする。だが、ディバウアーの飢餓は概念を超えていた。消去される直前、彼は原理の保持者の「存在権限」そのものを一口で飲み込んだ。管理者が管理権を失い、ただの少女へと戻った瞬間、ディバウアーの牙が彼女の喉元を捉えた。 【退場者:原理の保持者 決め手 ディバウアーの「存在権限」捕食】 第七章:究極の矛盾、決戦 最後の一戦は、全てを喰らう男・ディバウアーと、言葉を現実に変える医者・エグゼイド。ディバウアーはエグゼイドの「無敵」や「反射」という概念すらも捕食しようと襲いかかる。しかし、エグゼイドは不敵に笑い、最後の一撃を放つ構えに入った。 「これで終わりだ!ノベルクリティカルディスリー!!」 無限の攻撃力を乗せたライダーキック。ディバウアーはそれを捕食しようとしたが、エグゼイドのスキルには「どんなものより優越される」という絶対的な優先権があった。捕食というプロセスが完了する前に、無限の衝撃がディバウアーの全細胞を粉砕。概念的な飢餓さえも、物理的な無限の破壊力によって塗り潰された。 【退場者:ディバウアー 決め手 仮面ライダーエグゼイドのノベルクリティカルディスリー】 第八章:勝者、そして…… ごつお:「決まったーーー!!勝者は仮面ライダーエグゼイドだ!!まさか最後は物理的なキックが最強だったとはな!!」 解説マン:「いやぁ、結局『言ったことが現実になる』というのが最強のチートでしたね。お見事です」 闘技場に光が降り注ぎ、撃破された参加者たちが次々と復活していく。ボロボロのスーツのディバウアー、呆然とする原理の保持者、不満げなカイナ、そして穏やかな祝愛雄たち。中央には、勝利のポーズを決めるエグゼイドが立っていた。 運営の声がスピーカーから響き渡る。 「優勝おめでとう仮面ライダーエグゼイド!……でも、能力がチートすぎて運営の計算が全部狂ったから、次から出禁な!」 エグゼイド:「えっ!?」 こうして、史上最も理不尽なバトルロワイヤルは幕を閉じた。