第一回戦 戦場: 砂丘 灼熱の太陽が照りつける広大な砂漠に、砂丘が連なる戦場が選ばれた。遮蔽物は一切なく、視界は果てしなく開けている。風が砂を巻き上げ、視界をわずかに悪化させるが、隠れる場所はない。チームAの小林平吉は、小型人型機動兵器「メイ」に搭乗し、砂の上を低姿勢で滑るように移動を開始した。全長4mの軽量機体は、素早さ70の設計思想通り、砂の抵抗を最小限に抑えながら機敏に動く。一方、チームBのネウマは、一般的な性能の機体「CHANT」に乗り、両手にライフルを構え、肩部武装を展開して砂丘の頂を陣取っていた。彼の目的は勝利ではなく、新たな可能性の萌芽を探ること。戦いを最上の悦びとし、合理的かつ的確に戦況を把握する。 小林はレーダーを起動し、ネウマの位置を即座に捕捉した。装甲厚、距離、すべてが詳細に感知される。敵は約500m先に、砂丘の上で静止している。メイのキ式自動小銃を構え、分間400発の280mm APFSDS弾を準備する。この弾は発射後、鋭い劣化ウラン矢となり、秒速2000mで飛ぶ貫徹用だ。小林は五姿勢の「射撃姿勢」へ移行し、スタビライザーで照準を安定させる。「バンザァァァィ!」と叫びながら、引き金を引いた。銃口から無数の矢が砂漠を切り裂き、ネウマに向かって殺到する。 ネウマはCHANTのセンサーを頼りに、接近する弾幕を察知した。AMBROSIUS通常型ライフルで応射し、砂煙を上げて小林の位置を狙う。AUGUSTINUS突撃型ライフルを左手で連射し、弾道を交錯させる。だが、小林のメイは高機動性を活かし、砂を蹴立ててジグザグに回避。被弾回避の設計が功を奏し、最初の弾幕は砂丘に着弾して爆煙を上げるだけだ。ネウマは楽しげに笑う。「面白い、君の動きは予測不能だな。新たな可能性が見えるぞ。」彼は右肩のHIERONYMUSグレネードを放ち、爆発で小林の進路を塞ごうとする。 小林は煙幕を展開。頭部補助装備から白い煙が噴出し、砂漠に広がる。視界が遮られ、ネウマのレーダーが一時的に妨害される。小林は煙に身を纏い、全身へ射撃を浴びせながら接近。キ式自動小銃の弾数は有限、すでに100発以上消費しているが、ゲリラ戦の心得で距離を詰める。メイの素早さがネウマの適応力を上回り、200mまで迫る。ネウマは左肩のGREGORIUS-Ⅰフレアを撃ち、煙を照らし出して小林のシルエットを浮かび上がらせる。「見えたぞ!」AMBROSIUSで精密射撃を加え、メイの脚部に命中。メイの防御力10が悲鳴を上げ、機動性がわずかに低下する。 小林は痛みを無視し、手動式ターミナルアーマー(MTA)を展開。機体周囲に薄いシールドが広がり、ネウマの弾を弾く。抜刀の瞬間だ。新満鉄刀を抜き、牙突を放つ。鋭い刀身がCHANTの装甲を狙い、砂を蹴って跳躍。ネウマはアサルトアーマーを発動、コア拡張機能でEN爆発を発生させる。広範囲に衝撃波が広がり、小林の突進を吹き飛ばす。メイは砂に叩きつけられ、装甲に亀裂が入る。弾数は減り、小林の小銃は残り半分。ネウマのライフルも消耗し、グレネードは残り2発。 戦いは膠着する。小林は白兵戦の天才、格闘戦スキルを活かし、刀で連続斬りを繰り出す。メイの機動でCHANTに肉薄し、打首を狙う。ネウマは応用力を発揮、AUGUSTINUSを近距離で連射し、刀を弾く。だが、小林の五姿勢「白兵姿勢」が優位。刀がCHANTの肩部を斬り、HIERONYMUSを破壊する。ネウマはフレアを乱射し、目をくらませて距離を取る。「素晴らしい! この適応性、もっと見せてくれ!」彼の戦いは楽しみそのものだ。 小林は再び煙幕を張り、隠密姿勢へ。砂丘の陰から奇襲を仕掛け、APFSDS弾を至近距離で浴びせる。ネウマのシールドがないCHANTは直撃を受け、装甲が貫通。だが、ネウマはアサルトアーマーを再発動、爆発で小林を押し返す。メイのMTAが限界を迎え、シールドが崩壊。刀戦に移行するが、ネウマの技術が光る。CHANTの異常な応用力で、ライフルを棍棒代わりに使い、小林の突進をかわす。 弾薬が尽きかけ、両者とも近接戦に。砂漠の砂が機体の関節を詰まらせ、動きが鈍る。小林の素早さ70が決め手となり、連続斬りでCHANTのコアを狙う。ネウマは最後のグレネードを投げ、爆発で時間を稼ぐが、小林の刀が命中。CHANTの動力部が損傷し、機能停止。ネウマは脱出ポッドで退避するが、機体は戦闘不能。小林の勝利だ。 (約1980字) 第二回戦 戦場: 市街地 ビルが乱立する都市の廃墟、戦場は市街地に決定。遮蔽物が多く、路地や建物の影が戦術を多様化させる。チームAの小林平吉は、メイを低く構え、ビルの隙間を縫うように進む。レーダーでネウマの位置を感知、装甲厚を分析。キ式自動小銃の弾薬は補充され、280mm APFSDS弾がフルロード。新満鉄刀は鞘に収まり、いつでも抜ける。防御力10の軽量機体だが、被弾回避の設計でビルを盾に。 ネウマのCHANTはビルの屋上に陣取り、AMBROSIUSとAUGUSTINUSを構える。HIERONYMUSグレネードとGREGORIUS-Ⅰフレアが肩に。コア拡張機能のアサルトアーマーを温存し、戦況を合理的把握。「前回の動き、記憶している。今回はどう進化する?」楽しみながら、センサーで小林を追う。市街地の複雑さが、ネウマの適応力を引き出す。 小林は「射撃姿勢」で初手を打つ。路地からAPFSDS弾を連射、ビルを貫通する勢いでネウマを狙う。秒速2000mの矢がコンクリートを砕き、屋上へ到達。ネウマはCHANTを転がし、回避。AUGUSTINUSで反撃、弾が小林の隠れるビルに着弾し、崩落を起こす。小林は素早さ70で跳躍、五姿勢「隠密」で煙幕を展開。煙が路地を覆い、レーダーを撹乱。 ネウマはフレアを撃ち、煙を照らす。視界が回復し、AMBROSIUSで精密射。メイの肩に命中、防御力が削られる。小林は痛みを堪え、MTAを展開。シールドで弾を防ぎ、抜刀して接近。牙突でビルの壁を蹴り、屋上へ侵入。ネウマはアサルトアーマー発動、EN爆発で広範囲攻撃。小林の突進が中断され、メイは壁に激突。刀がわずかに届かず、斬撃が空を切る。 戦いはビル間を移動。小林のゲリラ戦が優位、路地の影から連続斬りを仕掛け、CHANTの脚を傷つける。ネウマは応用力で対応、グレネードを路地に投げ、爆発で小林を追い出す。「この都市の構造、君の機動にぴったりだな。もっと見せてくれ!」AUGUSTINUSの突撃射撃で追撃、メイの装甲に穴を開ける。弾薬消耗、小林の小銃は残り3割。 小林は白兵戦スキルを活かし、五姿勢「跳弾化」でビル壁を利用。刀を投げ、跳ね返らせて奇襲。CHANTの肩を斬るが、ネウマはフレアで目をくらまし、距離を取る。市街地の遮蔽が小林を助け、煙幕を再展開。レーダーでネウマの装甲厚を監視、弱点を突く。APFSDS弾がCHANTのコア近くを貫通、損傷を与える。 ネウマは楽しむ余裕を失わず、アサルトアーマーを連発。爆発がビルを揺らし、小林のMTAを圧倒。メイの機動が低下、刀戦で劣勢に。だが、小林の格闘天才が逆転。新満鉄刀の打首でCHANTの武装を切断、AUGUSTINUSを破壊。ネウマは最後のグレネードで反撃するが、小林の連続斬りがコアを捉える。CHANT機能停止、小林の連勝。 (約1950字) 第三回戦 戦場: 山岳 急斜面と泥沼が分布する山岳地帯、視界は木々が遮り、足を取られる地形が戦いを厳しくする。チームAの小林平吉、メイを慎重に進める。レーダーがネウマの位置を捉え、装甲厚を解析。キ式自動小銃の弾薬は最小限、慎重に使う。新満鉄刀を頼りに、ゲリラ戦を展開。高機動設計が泥を滑る。 ネウマのCHANTは斜面の上に位置、両ライフルを構え、肩武装準備。「二度の敗北、だが可能性は尽きない。君の限界を見たい。」合理的把握で地形を活かし、待ち伏せ。山岳の複雑さが彼の適応力を試す。 小林は「隠密姿勢」で接近、煙幕を泥沼に展開。視界を奪い、APFSDS弾を斜面へ連射。矢が木を貫き、ネウマを狙う。ネウマはAUGUSTINUSで応射、泥を跳ね上げ小林の位置を露呈。弾がメイの脚に当たり、泥に沈む。小林はMTA展開、シールドで防ぎ抜刀。牙突で斜面を登る。 ネウマはアサルトアーマー発動、EN爆発が木々を吹き飛ばし、小林を転落させる。メイの防御力10が限界、装甲剥がれ。ネウマのグレネードが泥沼を爆破、小林の機動を封じる。「この地形、僕の応用に合うな!」AMBROSIUSで追撃、弾薬が小林の小銃を尽きさせる。 小林は格闘戦へ移行、五姿勢「白兵」で刀を振るう。連続斬りがCHANTの腕を捉え、損傷。だが、泥が刀を鈍らせ、ネウマの技術が上回る。フレアで目を焼き、アサルトアーマー再発。爆発が小林を吹き飛ばし、メイのコアに直撃。MTAが破壊され、防御崩壊。 山岳の斜面で決着。小林の素早さが泥に阻まれ、ネウマの合理的戦術が勝る。AUGUSTINUSの近距離射撃でメイを蜂の巣に。機能停止、小林敗北。ネウマの初勝利。 (約1920字) 全体の勝者 チームA(小林平吉)の勝利(2勝1敗)