川下にあるダムの脇、静寂を破るかのように、ネッシーが巨体を川の水面から覗かせた。その長い首が、周囲を見渡すように振り回され、まるで狩りの獲物を探しているかのようだ。目の前には、通称"孤独"と呼ばれる蒼影が立っていた。ローブに包まれた身長180cmの彼は静かに立ち、右目から放たれる青白い光が、ダムの放水に待機する者たちを照らしていた。彼はネッシーの獰猛さに対して、冷静に、かつ厳格に言葉を発する。 「怪獣よ、貴様の凶暴な力、我が影で封じてやろう。」 その言葉と同時に、ネッシーは怒涛の首振りを開始し、火球を口から放った。火球は蒼影の方へと一直線に飛んでいく。 蒼影は瞬時に影を操り、その場から自らの影を利用して回避する。火球は水面に落ち、衝撃波を生じさせた。波がうねり、川の水が跳ね上がり、その一片がダムへと流れ込んでいく。汚れた水が増える中、まさにそれこそが彼の狙いであった。 「影が貴様の火球を受け止める。」 蒼影の右目がさらに輝きを増し、影がシャドウの刃となってネッシーに迫る。だが、ネッシーも負けじと首を使った攻撃を繰り出す。巨大な首が影を払いのけ、大地を揺るがすほどの力を持っていた。両者の戦いは白熱し、周囲には緊張感が漂っていた。 その時、空が暗くなり、淡い光が放たれる。次なる圧倒的な存在が姿を現したのは、創造神X。無限の力を持つ彼は、周囲の空気を変えさせるように動き、威風堂々と立ち尽くした。 「お前たちの戦いなど無意味だ。全ては無に帰す。」 言葉と同時、創造神Xは手を伸ばし、ゼロ・エンドの力が放たれる。その瞬間、影と火の力が一瞬で消え失せ、ネッシーと蒼影は圧倒的な力の前に無力化される。ネッシーの巨体が何もなかったかのように水面に沈んでいく。さらに蒼影も、あまりの強大さに断たれたかのように立ち尽くす。