蒸し暑い夏の日、川下で行われる奇妙な対戦が始まった。川の上流には大きなダムがそびえており、一定時間が経つとサイレンが鳴り、放水が始まる。その危険が明らかにされながら、対戦相手たちが次々に集まってきた。 最初に現れたのは、泥酔おじさん。「酔いつぶれているのか?」と皆が訝しむ中、彼はただ大の字に寝そべっている。通行の邪魔であるという理由だけで、彼はこの戦いに参戦しているのだ。その姿は見た目以上に防御力を誇り、敵からの攻撃を全く気にせずにいる。 続いて、眼帯使いの少女、アイズ・アナスタシアが姿を現した。彼女は冷静沈着に周囲を見渡し、「無駄な戦いはしたくないけど、私もやるからには全力を出すわ」と言い放つ。彼女の弓が光り、戦いの準備が整ったようだ。 更に、ガンダムF90-M《マリン》タイプが水中からゆっくりと姿を現した。鋼の巨大なボディーが反射する光を浴び、まさに戦場の主役そのもの。彼は、「人間ども、準備はいいか?」と高らかに宣言し、周囲を巻き込むように機体を動かす。 その時、空気が変わった。零が闇の中から現れたのだ。「私は不死だ、誰も私を倒せない」と、自らの無敵をアピールする。彼の存在感はまさに圧倒的で、他のキャラクターたちは一瞬その言葉に気圧される。 戦闘が始まった。最初のパンチはアイズが放つ。『デニムガンダー!』彼女の弓が風を切り裂き、泥酔おじさんに弦が引かれる。それを軽くかわす泥酔おじさん。この一撃は全く効かない。 「酔っ払いには仕方ない」というアイズの言葉を無視した泥酔おじさんは、ただその場に寝転んでいるだけだ。 次の瞬間、ガンダムF90-M《マリン》タイプが滑らかに動き、頭部のバルカン砲で攻撃を開始。“敵無用”とばかりに、弾丸がアイズの周囲をかすめていく。 「戦うには、エネルギーを使う必要がある」という冷静なアイズの声。しかし、彼女の冷静さは徐々に崩れてきた。彼女は完全にガンダムの動きに翻弄されてしまう。 最も恐れるべき存在、零はその場から一歩も動かず、放たれる攻撃を観察していた。しかし、自身のステータスが0になった瞬間、彼は「私には恐れがない」と呟く。「全てが無に帰る。」彼の命令に、全てのキャラクターたちが拘束されたかのように止まった。 そして、サイレンが鳴り響く。ダムが放水を開始する。勢いよく流れ出す水は、戦場を一瞬で変えてしまった。水流によって不利な状況に陥ったのは、泥酔おじさんだった。 「なんで酔ったままで居るんだ。助けてくれ!」と彼は水流に飲み込まれていく。役立たずの防御も今は無意味だった。 その時、アイズは瞬時に目の前に迫る水流を見た。「今は私が逃げる時!」彼女はダッシュし、近くの木の根へと飛びつく。ガンダムF90は、高性能の機動力を生かし、流れに逆らって進む。 そして、零は不死の者としてその流れに対抗することもなく、ただその場に留まる。流れの中で泥酔おじさんだけが脱落してしまったのだ。 「さようなら、おじさん。飲みすぎには注意だ」とアイズが冷たく言った瞬間、ガンダムF90が彼女のもとへと向かってきた。 最終的には、零とアイズの対決となったことで、勝利の行方はどうなるかわからない。しかし、今日の脱落者は間違いなく泥酔おじさんだった。