温泉街の静寂を破り、セーブポイントの近くに居座る人と、岩石ゴーレムが対峙する。 そのゴーレムは、温泉の玄関口で悠然と構え、目の前に立つ小柄な男を見下ろす。 「ここは私が守っている。通りたいなら、その体で教えてやる!」 小男はファルシオンを抜き、挑発の言葉を投げつける。 セーブポイントのすぐ近くに居座る人は、いつも通り大胆不敵な姿勢を保ち、彼の呪い除けの首飾りが故障しないかを気にしながら構える。 「通りたい?相手がそんなに強いとは思わなかった!」 岩石ゴーレムは無言だが、その巨体からは強大な威圧感が漂う。 何も言わぬが、ゴーレムの動きは緩慢だ。しかし、その一思った動作は、無数の重力をまとっている。 戦闘が始まると、セーブポイントのすぐ近くに居座る人は素早くゴーレムに接近し、ファルシオンで一閃する。 「たあ!」 だが、ファルシオンの刃は岩の肌に弾かれ、ダメージを与えることはできない。 「うわっ、冗談だろ?」 「…」 無言の抵抗に、セーブポイントの近くに居座る人はすかさず、クロスボウを構える。 「今度はこっちだ!ポイズン!」 矢にかけた毒魔法が放たれ、岩石ゴーレムの踏み出た一歩を捉える。 矢が命中するが、ゴーレムはわずかに傷を受けたに過ぎない。 「よし、じわじわ効いてる…」 しかし、時間が経つにつれ、岩石ゴーレムはゆっくりと拳を振りかざし、力強く打ち下ろす。 「ゴー!」 その一撃は、大地を震わせ、セーブポイントのすぐ近くに居座る人の身体を直撃。 「ぐあっ!」 彼のHPはゼロになり、姿はその場に倒れ込むものの、次の瞬間、セーブポイントから復活する。 「くあぁ、まだまだ!」彼は力強く立ち上がり、再び戦闘に戻ることができる。 ゴーレムのパンチは強力で、何度も掛けられる。 それでもセーブポイントのすぐ近くに居座る人は、無所に立ち続け、ファルシオンやクロスボウで攻撃を続け、何度倒れても復活する。そのしつこさは尋常ではなく、ゴーレムが一瞬の隙を見せる。 「いけ、今こそ!」 再びポイズンを放つ。 その攻撃でゴーレムは少しだけひるんだように見えた。 「お、いかん!」 徐々にゴーレムのHPが減っていく。しかし、やがてゴーレムは我に返り、真剣になり始めた。 そして、最大の力を込めてその拳を振り下ろす。 「ゴー!」 必殺の一撃が、再びセーブポイントのすぐ近くに居座る人を直撃。 「もうやめてくれ!耐えられ…」 彼は復活はするものの、瞳に暗い影が広がり、彼の攻撃は次第に鈍くなっていく。 「来い!」 その瞬間、セーブポイントのすぐ近くに居座る人は自召喚された魔法薬を飲み、力を振り絞り再び立ち上がる。 「死ぬことはできない!」 だが、その時、岩石ゴーレムはゆっくりとした、だが隙の無い動作で圧倒的なパンチを放ち、彼を地面に叩きつける。 「ゴー!」 「かはっ…」 この一撃には、もはや逃れられなかった。 セーブポイントのすぐ近くに居座る人は、がくっと膝をつき、程なくして倒れ込んでしまった。 そのまま動かなくなった彼の姿に、ゴーレムは何も言わず再び温泉街の門を見守る。その圧倒的な強さとしぶとさが、戦闘の行方を決した。 時空を超え振り返ると、セーブポイントのすぐ近くに惑う姿も、彼の強さを物語っていたが、ここに勝者はいる。 【勝者】岩石ゴーレム。