灰色の空が広がる冷たい大地で、最後の脱出ポッドを巡る壮絶な戦いが始まろうとしていた。 「遊ぼうよ!」元気な声が響く。ペコちゃんが笑顔で戦場に現れた。彼女の目はキラキラしており、周りの雰囲気を和ませる。しかし、戦いは容赦ない。次に姿を現したのは海竜の剣士、エルダーだ。彼は深い海のような瞳で、ペコちゃんに向けて宣誓する。 「この脱出ポッドは俺が守る!いかなる敵も、俺が斬り裂いてみせる!」 「わぁ、カッコイイ!でも、勝負だよ!」ペコちゃんは不二家の看板を振り回し、勇敢に挑んだ。 エルダーは驚かせながらも、剣を構え、「アクアティアス!」と声を上げ、広範囲に刃を放つ。いきなり見舞われた攻撃に、ペコちゃんはホッピングマシンに乗り、身をかわした。「うえーい!」と弾むように高跳びして、エルダーの攻撃を回避する。 その様子を狙撃者、狙弐が見逃すわけがない。彼は高度なスナイパーとして、冷静に次の狙いを定める。「正確無比、狙いを定めた。」「壊滅弾、発射!」 鋭い音を立てて発射された弾丸は、ペコちゃんの近くで爆発。"バン!" 煙が立ち込め、ペコちゃんは一瞬驚いたが、「そんなのへっちゃら!」と投球で反撃。「いくよ~、野球ボール!」と彼女が力いっぱい投げたボールは、狙弐に命中。この子供らしい必死さが、彼の動きを少しだけ鈍らせた。 「やるじゃないか!」狙弐はペコちゃんを見てニヤリとし、魔力弾を発射。しかし、そこに間に入ったのはオーカマだった。「優しい魔法少女登場よ!」彼は鍛え抜かれた筋肉を誇示しながら、「愛の連撃、行くわよ!」とペコちゃんの前に立ちはだかった。 エルダーが構えて道を開けると、オーカマは魔法の杖でペコちゃんを守り、その力強い一撃が狙弐に衝撃を与えた。「うっ、何だこのパワーは!」狙弐は一瞬後ずさり、攻撃の隙を狙って「散乱弾」を撃つも、ペコちゃんとオーカマは連携して攻守を整えた。 その時、エルダーが突撃してきた。「やっぱり剣は当たるか!」二人を圧倒しようと全力を尽くしたが、剣はオーカマの肉体に当たるも、痛みを感じさせない。 「お前らの夢を見せてやる!」彼は魔力を使ってむしろカウンターに出る。「天使のキス!」オーカマが狙弐に向かって放たれた魔法により、相手の体力を奪い、狙弐が後退させられた。 今しかないとペコちゃんは叫んだ。「みんな、いっせーの!ミルキーウェイブ!」何千というミルクの津波が全てを飲み込もうとしていた。 その瞬間、狙弐は最後の力を使って煙幕を発生させ、視界を消そうとした。しかし、それが間に合わなかった。「アクアティアス!」エルダーが最後の力を振り絞り、ずっと続いた激闘がついにその時を迎えた。 波が引いていく中、脱出ポッドの入り口が開いた。ペコちゃんが勝負の勝者としてその場所に立っていた。「私が乗る!待っててね、みんな!」 エルダーや狙弐、オーカマもそれを認め、うなだれるしかなかった。金色の光に包まれたペコちゃんとともに、脱出ポッドが宇宙へと向かう。残された地球の影が少しずつ小さくなっていき、彼女は笑顔で新しい世界へ旅立っていった。