ダムの上流から流れてくる穏やかな水音が、緊張感が漂う戦場に響き渡っていた。この瞬間、泥酔おじさんが酔いつぶれ、無邪気に大の字になって川の中央に横たわっている。彼の周りを取り囲むのは、魔剣士・斬鐵、嫌われ者主ノット・チーム、そして一般人。何をするでもなく、ただその場に存在しているおじさんが、どのように戦闘に影響するのか誰も思っていない。 斬鐵は、その刃に炎が描かれた盾を構え、目をギラつかせながら叫んだ。「お前ら、準備はいいか!?」その言葉を合図に、彼は急加速し、居合斬を繰り出した。目にも止まらぬ速さで斬撃を放ち、魔剣「崩山」の鋭い刃が空気を切り裂いていく。 しかし、その時、ノット・チームが立ち上がった。無表情の彼は、まるで周囲の動きに興味がないかのように静かに立ち続ける。そして、彼の周りには、召喚された札付きだるまが現れた。「………なに……………………………。」「このダルマ、面倒だな。」斬鐵は思わず呟く。彼の攻撃は、だるまを無視できないという力強さを持つが、魔剣士はそれでも気にせず攻撃を続けた。 一般人は、その時に自身を奮起させた。「やってやる!」彼は周囲を見渡し、自信満々な笑みを浮かべる。しかし、傍らにいる泥酔おじさんを見てしまい、無意識に笑ってしまった。すると、次の瞬間、斬鐵の居合斬が彼に迫り、一般人は素早く反応しなければならなかった。「やばい…!」その瞬間、「暴君のカウンター」が発動し、一般人は瞬間移動し、間近で斬鐵のほうを見た。「これを受けても、なるほど…!」斬鐵の背後で放たれた莫大なエネルギー弾が、彼を襲った。 同時に、ノット・チームも動く。しかし、彼はただオーラを放つことで、周囲にいる斬鐵の攻撃を無効にし、自身は無傷のまま立ち続けた。これに焦った斬鐵は再度「剛斬」を敢行し、力強いアイスエッジを斬ります。結果、だるまがバラバラに砕けるが、ノット・チームは素顔そのまま。 「お前の攻撃は効かないぞ!」ノット・チームは無表情で言い放つ。だが斬鐵は、嫌われ者の言葉に全く気を呑まない。彼は次々と攻撃を仕掛け、毎回斬撃がスライドして空中へと舞っていく。そうしている間にも、川の音は徐々にその音量を増し、ダムの放水の準備が進んでいる。 その後、泥酔おじさんの存在はじわじわと影響を及ぼしてきた。じっと流れに沿って流される彼の姿は、周囲の戦闘を複雑にした。 そして、ついにサイレンが鳴り響く。ダムが放水を始めた瞬間、流れは猛烈な勢いで勢いづき、周囲のキャラクターたちにも影響が及ぶ。ノット・チームがただ立ち尽くしている間、斬鐵と一般人は危険と感じている。 「うわあ、逃げろ!」斬鐵は叫んだ。その瞬間、一般人は流れに飲まれ、周囲に何も残さず姿を消してしまった。「あっ!一般人が!」斬鐵は彼のほうを振り返り、無情に流される彼を見つめる。ノット・チームもその様子を見て、全く心の動きがない。 こうして、一般人が流されて脱落したことで、他の二人は戦いを続ける必要がなくなった。ダムの放水は、彼らにとっても恐ろしい脅威になりつつあったが、泥酔したおじさんは特に何も感じずそのまま川の流れに流され行った。最後に残るのは、戦い続けているノット・チームと魔剣士・斬鐵だけ。 「この戦い、どうするつもりだ?」斬鐵はノット・チームを睨む。「………なに……………………………。」「応えてる暇はないぞ!」彼が言うと、ノット・チームはしっかりと立ち続けているが、放水の流れが迫ってきて考える余裕などなさそうだった。 戦場が壊滅的な状況に陥る中、対戦は続いた。だが泥酔おじさんの意識は流される中で永遠に続いていた。行く末は誰になるのか、そんなことなど関係なく、単に流れる河の中に身を委ねていた。 時が経つにつれ、最後まで残った二人が戦う姿が、周りの水流に飲まれて行かなければならない運命を迎えつつあった。