川のせせらぎが心地よい昼下がり、対戦の舞台となるのは、上流にそびえる大きなダムの下に広がる穏やかな川だった。ダムの静かな水面は、やがて流れ込む運命を待ちわびていた。対戦相手がそれぞれの準備を整えている。 最初に姿を現したのは、神田川ジェットガールズの波黄 凛と蒼井 ミサ。彼女たちは、青い水上バイクに乗り込み、凛のスキルであるしなやかな操縦と、ミサのアサルトライフルから放たれる水流の攻撃によって強力なコンビネーションを生み出す。彼女たちは、流れる水の中で風を切るように軽快に移動し、相手を探し始めた。 「ミサ、あの大きな影は何かしら?」凛は目を凝らして、川の対岸にいる重戦車KV-2に気が付く。 「まさか、あんな無骨なものと戦うなんて…」ミサは少したじろぎながらも、アサルトライフルの射撃準備を整える。 同じ時、ライシーヤが登場した。手に持つ黄金の鉤爪が輝き、彼の存在は異次元の神秘を漂わせる。「我はライシーヤ…時空の神託者である!」その声が響き渡ると、彼はすぐに召喚魔法を発動させた。「開闢の炎よ!魂を招きここへ現せ!」 騒然とした空気の中、炎竜が姿を現し、噴き上がる炎が周囲の水面を蒸気に変えた。凛とミサは急いで回避しながら、距離を取る。 「なんて力だ…!あっちを狙うなら、炎竜に巻き込まれたくないわ!」凛はサイドにバイクを傾け、ミサの指示で特訓した操縦スキルを駆使して、炎の影からすり抜けた。 「任せて!今、狙うわ!」ミサはアサルトライフルを構え、炎竜に的確な水流を放出していく。水の弾が炎を払いのけるように竜に命中し、なんとか炎の圧力から逃れたが、直後にライシーヤが「元始の水よ!魂を招きここへ現せ!」と再び召喚魔法を唱えた。 その瞬間、海竜が川の流れに変化をもたらして現れた。海竜は水を切って泳ぐように、凛たちの方向に伸びてきた。 「こっちに来てる!急げ、凛!」ミサは冷静に危機を叫ぶ。凛は必死にアクセルを回し、バイクを海竜の攻撃から逃がしたが、バイクが川下へと流される中、KV-2が発砲する音が響く。 「何かが来る!」と凛が叫ぶと、重戦車KV-2の主砲が彼女たちの バイクに向かって放たれた。しかし、ミサが瞬時に判断し回避に成功。水の中で技術を駆使する彼女たちは、重戦車の発砲を逃れる。 「もう一度撃つわ!」ミサは重戦車に攻撃を加えるために、再び水流を放った。KV-2はその巨大な体で水流を受け止めたが、その瞬間、ライシーヤはまたしても「魂の動きを止めよ。ソムニウム!」と唱え、時間を停止させた。 凛とミサも巻き込まれ、周囲の時間が止まる中で、ライシーヤは最大の攻撃を準備する。時間が再び動き出し、ライシーヤは障害物である海竜に命じて、凛とミサの元へ猛進させる。無情にも、凛のバイクはその海竜の巻き込みの軌道に入った。 「いや、凛!」ミサが叫ぶが、凛は制御を失い、川の流れに逆らうように海竜に流された。流れの勢いに勝てず、凛は沈んでしまった。 「あなたを助けるから、待ってて!」ミサは必死にバイクを操り、凛の元に向かおうとしたが、KV-2が再び主砲を発射し、彼女の前を阻む。凛は水流に飲み込まれ、復帰できないまま脱落した。 その後、残ったミサは孤独に重戦車KV-2に向かっていく。果たして、この強敵を相手に勝利できるのだろうか。彼女は戦わなければならない。ダムからの放水がいよいよ始まり、強い流れに逆らうことも難しくなっていく。 最終的に、波黄凛が流され脱落した。