時は冬、寒がりストーブは、いつもの居場所から放り出され、対戦の舞台となる川のほとりに立っていた。陽気ながらも、彼の心の中には不安があった。出発の前に、ストーブは独り言を漏らした。 「今日は寒かー、誰が暴れると?」 その時、聖なる騎士ディヴァインが颯爽と現れた。彼はその輝く鎧を光らせ、正義感に満ちた瞳を輝かせていた。 「ボクがやってあげましょう!」ディヴァインは高々と宣言した。 寒がりストーブは不安そうに見上げた。「あんた、そんなに元気かい?」 「もちろん!」彼の言葉に、ストーブも少し安心した。二人は仲間として共に戦う決意を固めた。 次に姿を現したのは、クールな水姫ミズナ・シラガネだった。水色の影を引きながら彼女は登場し、水を自在に操る力を示そうとした。 「この戦い、勝たなきゃ意味がないわ。特に川の側なんて、私の力が最大限に生かされる場所ね」彼女は冷徹な目つきを向けた。 「それにしても、寒さが気になるなぁ」と寒がりストーブが言うと、ミズナは冷笑を浮かべた。「私には関係ないわ。川の水を使うのは私だし、あなたに危険が及ぶことはないわ。ほら、水もあるし。」 続いてエンティティが暗闇から現れた。彼の姿は影そのもので、冷たく不気味なオーラを纏っていた。白い目が暗闇を見つめ、まるで戦場の全てを支配しているかのようだった。 「我が名はエンティティ。お前たちの恐怖を育て、影の中で勝利を得る」その声は不気味に響く。 寒がりストーブは、一瞬凍りついた様子だったが、すぐさま温風を発射し始めた。「おい、暗闇にいたら暖かくないぞ!」 戦闘が開始された。寒がりストーブの温風がディヴァインに当たり、彼の持つ光も力を与えていく。 「ボクの光でみんなを支えてみせる!アトラスアレイ!」ディヴァインが叫び、聖なる光がストーブを包み込む。その瞬間、水姫が水を動かし、虚ろな影からエンティティへと攻撃を仕掛けようとしたが、彼は影の中に隠れて逃れる。 「お前の攻撃は無駄だ!」エンティティは笑った。その影の手が水姫を捕らえようと接近する。だが、ミズナは自身の水の力で防いだ。彼女は水牢を創り、エンティティの影を水中に引き込み、自由を奪おうとした。 「なにっ!?」エンティティが驚く隙に、寒がりストーブが前に出る。「温風を浴びせるけん、あんたの暗闇をさらけ出しちゃる!」温風がエンティティの暗黒を打ち破ろうとした。 ところが、崩された影の中から、エンティティが立ち上がり、彼の力が増す。「恐怖を感じるか?」彼の声が響き渡る。 まさにその瞬間、川上のダムからサイレンが響き渡った。放水が開始され、激しい水流が川を下って流れてきた。 「まずい!水が来るぞ!」寒がりストーブが叫ぶ。ディヴァインは仲間を守ろうと前に出るが、足元が崩れ、水に流されてしまった。 「ディヴァイン!しっかりして!」水姫が叫んだが、彼は抵抗することなく水流に飲まれていった。 「ブレイブな戦士も、時にはこの自然の力には太刀打ちできぬのか…」エンティティが面白そうに語る。しかし、戦いはまだ終わっていない。寒がりストーブとミズナの間で熾烈な戦闘が続いた。 水姫は、急いで自分の水を操作して寒がりストーブを助けようとする。「他に選択肢はない、私の力を借りる覚悟はできている?」 「誓うけん、頼む!」ストーブはしっかりと返事する。だが、彼女の集中力が途切れた瞬間、彼女自身も流れに巻き込まれそうになる。水が彼女の周囲に集まり、暴れる。 「いや、私が行かなければ…」ミズナは自らの力を駆使して、敵を一気に封じ込めようとした。