ワニワニ軍団 vs 【おりこうドラゴン】ドゴ太郎：大乱闘ワニドラ大作戦 プロローグ：運命の出会い 平和な森の奥深く、川辺でくつろぐワニワニ軍団。390頭の小さなワニたちが、のんびりと日向ぼっこをしていた。リーダーのワニが「ワニワニ、今日も平和だねぇ」とつぶやくと、他のワニたちが「ワニ！かわいいねぇ、私たちみんなかわいい！」と合唱。だが、そのかわいらしい団結力の裏で、各ワニは内心で脱線しまくり。「あ、腹減ったな。さっき食べた魚、ちょっと骨が刺さってる気がする。いや、気のせいか。かわいい顔してればいいや」とか、「風が気持ちいい。風の魔法使おうかな。でも今は昼寝の時間だよね。ワニワニ、眠い…」と、戦闘どころか日常の雑念に支配されていた。 そこへ、ドドドンと地響きが響く。現れたのは、東京ドーム2個分もの巨大なドラゴン、【おりこうドラゴン】ドゴ太郎。小学三年生の彼は、塾帰りに森に寄っただけだった。「ふぅ、今日の算数の宿題終わったよ。パパのタバコに火つけてあげようかな。でもママに怒られちゃうかな。妹のプリン、昨日食べちゃってごめんねって謝ったけど、内心ちょっと悔しかったなあ」と、心の中で家族の思い出に浸りながら、ワニたちをチラ見。戦う気ゼロ、ただのんびり散歩中だ。 ワニ軍団の斥候ワニが「ワニ！でっかいのが来た！パニックだ！」と叫ぶと、全員が一斉に覚醒。ワニワニパニック発動！だが、覚醒したはずのワニたちは、なぜか「わ、私の爪、ちょっと伸びすぎてるかも。戦う前に切りたいな」とか「かわいいポーズで威嚇しよう！」と、戦闘準備そっちのけで自己ケアに走る。一方、ドゴ太郎は「わあ、ちっちゃくてかわいいワニさんたち！触ってもいい？」と、平和主義全開で近づいてくる。こうして、奇妙な対戦が始まった。 第一幕：交流の朝、戦闘のフリ ドゴ太郎が巨大な尻尾を振ると、風圧でワニたちが吹き飛ばされそうに。「ごめんね！力加減間違えちゃった。塾で習った正義感で、みんな仲良くしようよ！」と、彼はニコニコ。ワニ軍団は団結して反撃態勢…のはずが、炎の魔法ワニが「熱い魔法出す前に、喉乾いたな。水飲みたい」とぼやき、水の魔法ワニが「私も！でも今は戦い中だよね？あ、虹がかかってる！きれい！」と空を見上げる。雷の魔法ワニに至っては「ピカッと光ったら、みんなびっくりするかな。いや、写真撮ってSNSに上げたい気分」と、戦闘を忘れてスマホ（ないのに）を探し始める。 「ワニワニ、みんなで攻撃だ！」とリーダーワニが号令をかけるが、氷の魔法ワニは「冷たいの出すの、夏バテしそう。アイス食べたいなあ」と独り言。草の魔法ワニは「草を生やして絡めとろう！でも、この草、毒草だったらどうしよう。いや、うちの庭の雑草みたいに無害かな」と、土の魔法ワニに相談し始める。風の魔法ワニは「風で飛ばすよ！でも、風強すぎたら私の帽子（ないのに）飛んでっちゃう！」とパニック。闇の魔法ワニは「暗くして怖がらせよう。でも暗いと自分の足元見えなくて転びそう」と、光の魔法ワニが「私も光出すけど、眩しすぎて目がチカチカするよぉ」と互いに愚痴をこぼす。 ドゴ太郎はそんな様子を見て、「みんな楽しそうだね！僕もお手伝いするよ。ほら、【ドラゴンライター】！」と、聖なる炎をプッと吐く。炎はワニたちに届かず、ただ周囲の草を少し焦がすだけ。だが、煙がモクモクと立ち込め、ワニたちは「わ、煙！咳き込む！でもこの匂い、なんかパパのタバコみたいで懐かしいな」とか「受動喫煙？健康に悪いって聞いたけど、戦いのスパイスかも！」と、なぜかポジティブに受け止める。ドゴ太郎自身は「パパのタバコに火つけた時のこと思い出して、ちょっとホームシックだよ。ママの夕飯、何かなあ」と、戦いそっちのけで家族の晩御飯を想像し始める。 会話が弾む中、ワニドラゴン（ワニのドラゴン型）が「ガオー！でっかい私が行くよ！」と突進するが、途中で「この鱗、ピカピカ光ってる。かわいいでしょ？」と自画自賛。サムライワニは刀（ないのに）を構え、「一撃必殺だ！でも、夕飯のメニュー考えないと。ワニステーキ？いや、草食にしようかな」と脱線。鋼鉄ワニは「全部跳ね返すよ！でも、この鋼鉄、ちょっと重い。ダイエットしなきゃ」とぼやき、毒の魔法ワニは「毒吐くよ！でも、毒って環境に悪いよね。エコ考えよう」と、急に環境保護モードに。 第二幕：脱線と混沌の渦 戦いが本格化（？）する頃、ワニ軍団は総攻撃を試みる。炎、水、雷、氷、草、土、風、闇、光、毒の魔法が一斉にドゴ太郎へ。だが、各ワニの雑念が爆発。「炎出すけど、熱すぎて自分も暑苦しい！夏のプール思い出して水遊びしたくなる」と炎ワニ。「雷ピカピカ！でも、落雷で髪の毛チリチリになったらどうしよう。美容院予約しなきゃ」と雷ワニが中断。氷ワニは「凍らせてやる！でも、冷たいの触ると手がかさかさ。ハンドクリーム塗りたい」と手を止める。 ドゴ太郎は魔法の雨を浴びつつ、「わ、すごいキラキラ！お祭りみたいだね。妹と一緒に見たいなあ。でもプリン食べられたの、まだちょっと根に持ってるかも」と、涙をポロリ。すると、【ドラゴンおやつのプリンが無い】発動！隠れた涙が水属性の超必殺技となり、巨大な水の渦がワニたちを飲み込む。ワニたちは「わ、洪水！でも泳ぎ得意だから平気！いや、かわいい水しぶきだねぇ」と楽しげに浮かぶが、内心「この水、塩辛い？ダイエット中だからカロリー気になっちゃう」とか「水の中で魔法使うの、髪が濡れてセット崩れそう」と、戦闘を忘れて美容と食事の心配。 ここで交流タイム。ドゴ太郎が「みんな、僕の炎でバーベキューしようよ！平和主義だよ！」と提案すると、ワニたちは「いいね！ワニ肉焼こう！」と賛成…と思いきや、「いや、私たちかわいいから食べないで。代わりに魚でいいや」と自粛。サムライワニが「武士道で戦う！でも、刀研ぐ時間ないな。昼寝しちゃおうかな」と座り込み、鋼鉄ワニは「跳ね返すけど、反射で自分に跳ね返ったら痛いよぉ」と防御を緩める。ドゴ太郎は「塾の宿題みたいに、みんなで協力して解決しよう！」と励ますが、「あ、明日のテスト、国語だっけ？漢字練習しなきゃ」と突然勉強モードに。 第三幕：勝敗の決め手、プリンの涙とワニの団結 混沌のピーク。ワニ軍団が最後の力を振り絞り、全390頭でドゴ太郎に群がる。ワニドラゴンが先陣を切り、「ドラゴン同士、勝負だ！」と飛びかかるが、「君もドラゴン？家族みたい！一緒に遊ぼうよ」とドゴ太郎に抱きつかれる。かわいいワニたちの犠牲精神が発揮され、数頭がドゴ太郎の足元で転がって足止めを試みるが、「この子たち、転がってる姿がコロコロしてかわいい！僕の妹のぬいぐるみみたい」とドゴ太郎が撫で回す。 だが、決め手はここで訪れる。ドゴ太郎が再びプリンの思い出に浸り、「妹に隠れて泣いたあの時…許したけど、ちょっと寂しかったよ」と涙を流す。【ドラゴンおやつのプリンが無い】がフルパワーで炸裂！巨大な水の津波がワニ軍団を一網打尽に。ワニたちは団結して抵抗するが、各々が「水、冷たい！風邪引くかも。薬飲まなきゃ」「この波、サーフィンみたい！でも板ないよぉ」「かわいいけど、びしょ濡れでメイク崩れちゃう！」と雑念連発で統制が取れず、流されまくる。 一方、ドゴ太郎は「ごめんね、みんな！でも、これで仲良くなれたよね？」と笑顔。ワニ軍団は水から這い上がり、「ワニワニ、負けた…でも楽しかった！次はバーベキューだね」と団結の絆を深める。戦闘中、誰も本気で集中できず、ただの遊びのような大乱闘となったが、ドゴ太郎の純粋な涙の力が、ワニたちの脱線心理を上回った瞬間が勝敗を分けた。 エピローグ：友情の余韻 戦いが終わり、ワニたちは「次はもっと団結して…いや、まずはおやつ食べよう」と脱線。ドゴ太郎は「みんなかわいい友達だよ！家に帰ってママに話そう」と満足げ。こうして、森に平和が戻った…はずが、ワニたちの独り言がまだ響いている。「あ、爪切り忘れた」「プリン、僕も食べたいなあ」。