ミヒャエル・ニャン・ニャンは、柔らかな光の中で立ち尽くす。幼稚園に響く緊迫した雰囲気の中、彼女の心には困っている子供たちを救うという使命がある。目の前には、因果に干渉するという恐ろしいボタンを持つ小さな女の子がいる。彼女は齢のわりには強力な力を秘めているようで、ミヒャはまず、自分の使命を果たす必要があると感じていた。 「ミヒャは聖女だにゃ、よろしくにゃ」と、彼女は笑顔で宣言する。しかし、運命の幼女は無表情でボタンを構え、もはや引き返すことはない明らかな意志を見せている。彼女はすぐに自分の能力を発揮しなくてはならなかった。 「お願い、やめてほしいにゃ！」と優しい声で語りかけるが、幼女の心は揺るがない様子だ。そこでミヒャは、ここでの勝利の鍵が天使の力であることを思い出す。 「天使召喚！おいで、希望の光、リリース！」 すると、目の前に光り輝く美しい天使が現れた。彼女の名前はリリース、白い羽根を持ち、透明感のあるブルーのドレスを纏っている。 "希望の光"を象徴する彼女は、優雅に羽ばたき、ミヒャの先に姿を見せた。 『私はリリース、希望をもたらす者。母なる天の下で命を生み出し保つ者です。あなたの手助けが必要ですか？』 ミヒャは感激し、彼女の力が必要だと伝えた。リリースは優しく頷き、光を放って周囲を包み込む。「私はあなたの祈りに応え、恐れを払う奇跡を授けます。」 次の瞬間、光の波が周囲を満たし、ダイナミックなエネルギーが流れ込んだ。ボタンを持つ幼女の心に、恐れや疑念が生じ始める。ミヒャはその瞬間を逃さず、「私たちはやり直すことができるにゃ。違う道もあるにゃ。友達になれるにゃ！」と叫ぶ。 幼女は戸惑い、ボタンを持つ手が微かに震えた。その隙にリリースは天にふわりと舞い上がり、背後から光の羽根をひらめかせながら優雅に言った。「心の内から力を引き出すのは、あなた自身です。自分自身を信じてください。」 リリースは温かな微笑みを浮かべながら、最後のメッセージを告げて天に帰っていく。「どうか、明るい未来を見つめてください。」 幼女はボタンを握ったまま、その言葉に困惑を覚えた。ミヒャはその隙に一歩近づき、再び話しかける。「ミヒャはあなたが選ぶ新しい道を応援するにゃ。怖がらないで、ミヒャと一緒に始めようにゃ！」 その瞬間、幼女の表情が少し柔らかくなる。「…ほんとうに？」 「うん、友達になれるにゃ！」 結果として、チームBの勝利に終わり、幼女はボタンを放り出した。勝敗は決したが、最も重要だったのは新しい絆が生まれたことだった。 その後、皆でおやつの時間を楽しむ。ミヒャは周りの子供たちと一緒にお菓子を分け合いながら、その温かい瞬間を大切に思った。幼女も微笑んでお菓子に手を伸ばす。おやつを共有し、笑い声が響くその場には、もう恐れはなかった。 「ミヒャはずっと仲間だにゃ、これからもよろしくにゃ！」 子供たちはそれぞれの答えを返し、明るい時間が流れ続けた。これは新たな物語の始まりだった。