灰色の空を背景に、地平線が白く白んできた。極寒の大地には最後の脱出ポッドが静かに佇んでいる。運命を賭けた戦いが始まろうとしていた。若き女子高生、茶々は、これから始まる戦いに自らの能力を使うため時を遡る決意を固めていた。彼女の目の前には、二匹の突然変異した蛇、エレクトリック・ワームとフレイム・サーペント、そして豪快な重戦士剛鎧、最後に臆病なナーヤが立ちはだかっていた。 「この脱出ポッドを手に入れるのは私よ！負けるわけにはいかないんだから！」茶々は元気に叫ぶ。 エレクトリック・ワームが電気を帯び、ジリジリと音を立てながら前進する。「ビィー！」と鳴くと、茶々の方に向かって直線的に突進してきた。 「早い！でも、動きに合わせて避けるわ！」茶々は素早く横に身をかわし、演劇用の模造剣を振るった。これが当たることはなかったが、茶々は繰り返しの攻撃で攻撃を引きつけ、仲間にチャンスを与えようと心がけた。 その時、フレイム・サーペントが茶々に向かって炎のブレスを放った。「アー！」と叫んで火炎が炸裂。瞬時に茶々はパラレルワールドの力を使い、時間を遡る。 「うう、燃え尽きちゃうところだったわ！」 再び攻撃を仕掛けるための時間が戻った。今度は彼女はフレイム・サーペントが冷却する隙を見つけ、切り込んだ。 「行くよ！演劇部の特訓を思い出して！」茶々は剣を振り下ろし、模造剣がフレイム・サーペントの鱗を掠める。 その隙を見逃さなかった剛鎧が、「おっと、ちびっ子！その細い剣じゃ俺の防具はこわせねえ！」と彼女の後ろから重い大鎚「打壊」を振るった。 「やぁ、こっちに来て！」茶々はすかさず自分の足元に魔法の障壁を展開し、剛鎧の攻撃をやり過ごす。 だが、ギアがかみ合わずに地面を深くえぐってしまった。 「くらいっ！」剛鎧は笑い、豪快に突進してきた。電気蜥蜴のエレクトリック・ワームが再びビィー！と甲高い声で電撃を放った。茶々は再びパラレルワールドの力を使い、丁度かわして別の次元へと飛ぶ。 「何度も戻ってきて！」重戦士剛鎧が土煙を上げて追いかける。 しかし、臆病ながらも賢いナーヤがその隙を狙って、知識の杖から「融合神ガラギナ」を召喚した。神の力が展開され、周囲の空気が変わる。「時が止まっているかのように感じます…」とナーヤはささやいた。 融合神は大きな影を地上に与え、彼女の力を増幅させて戦況を変えようとした。 「みんな、今よ！合体攻撃を！」 茶々が何度も時間を戻す中、フレイムとエレクトリックは連携して茶々を狙う。彼女は急いで模造剣を振るいながら時間を巻き戻し、立ち回る。そして、エレクトリックの攻撃が無事に当たった瞬間、隙ができた迅雷の速度、全員の力を集結する。 そしてついに、エレクトリック・ワームが感電して、フレイム・サーペントが気絶。 「脱出ポッドは私のもの！」茶々は必死で叫びながら、ダッシュしてポッドのドアに駆け寄る。 他のキャラクターの残された力を振り絞った攻撃を交わしつつ、彼女は無事にポッドに辿り着く。「さあ、行っちゃうわよ！」 瞬時にポッドの扉が閉じ、最後に笑顔を見せた茶々。「これが演劇部の力なのよ！」 脱出ポッドが発進し、地球を後にする茶々。彼女は心の中で喜びを噛み締め、無事に宇宙へと旅立っていった。