人売りのジョン vs 【おかしなこぎつね】たんたわ 怪しい影とふわふわの出会い 薄暗い路地裏の闘技場。埃っぽい空気が漂う中、観客のざわめきが遠くに聞こえる。そこに現れたのは、人売りのジョン。黒いダスターコートを翻し、小さなサングラス越しに冷たい視線を投げかけるロングヘアーの男だ。どう見ても怪しい。ポケットに手を突っ込み、指先で小銭をいじくり回しながら、彼は独り言を呟く。「ふん、今日の獲物はどんなもんかな。カネにならなきゃ、面倒くせえな。朝飯食ったかき揚げの油がまだ胃に残ってるぜ…あれ、昨日のかき揚げじゃなくて一昨日か？ いや、関係ねえよ。戦う前に腹の足しに何か買うか…いや、待てよ、金が減るのは本末転倒だ。はあ、人生ってのはいつもこんなジレンマだよな。」 ジョンは戦闘開始前に少し時間を稼ぐ。コネを使って武器を調達するチャンスだ。彼は500ドルを握りしめ、路地の闇に消えると、怪しげな商人から拳銃とナイフを入手。銃身を撫でながら、再び独り言。「これで少しはマシだ。けどよ、弾薬の値段が高えんだよな。最近のインフレのせいか？ いや、俺の商売のせいか？ あはは、どっちでもいいさ。さて、相手はなんだってんだ？ キツネ？ ふざけんなよ、ペットショーじゃねえんだぞ。…でも、毛皮は高く売れそうじゃねえか？ いやいや、集中しろジョン。お前はアウトローだぜ、こんなところで油売ってる場合じゃねえ。」 対するは【おかしなこぎつね】たんたわ。小さくてふわふわのキツネで、大きなお腹をぷよぷよ揺らしながら登場。ピンクのリボンを首に巻き、キラキラした目で周りを見回す。彼女の言動はめちゃくちゃかわいい♡。「わーい、たんたわ、今日もお友達と遊べるの？ えへへ、でもお腹すいたなー。みんなでご飯食べよ？ たんたわの魔法でおいしいのいーっぱい作っちゃうよ♡」と、尻尾をフリフリ。だが、心の中では別のことを考えている。『ふふ、今日の相手はあの怪しいおじさん？ 太らせてぷくぷくにしちゃうの、楽しみー！ でも、まずはおやつ食べたいな。朝起きたらクッキー食べちゃったけど、まだ足りないよー。クッキーのカスが耳についてるかも…あ、ないない。よし、集中！ 太らせるの大好き♡』 ジョンはサングラスを押し上げ、たんたわを睨む。「おい、キツネ。お前みたいなちっこいのが相手かよ。楽勝だな。カネのためだ、さっさと片付けるぜ。」だが、内心では動揺が広がる。『なんだこのふわふわ感。子供の頃飼ってたハムスター思い出すな…あいつ、餌やりすぎて爆発しそうだったぜ。いや、待て、爆発じゃねえ、ただ太っただけだ。はは、くだらねえ思い出だ。けど、このキツネ、目がなんかおかしい。腹がでかいのも気になるな。妊娠か？ いや、関係ねえよ。銃を構えろ、ジョン。』 たんたわはぴょんぴょん跳ねて近づき、かわいい声で話しかける。「おじさん、こんにちはー♡ たんたわだよ。一緒に遊ぼ？ たんたわ、魔法でおいしいの作れるんだよ！ 見て見て、りんごん♡」と、突然小さな赤いりんごを召喚。だが、それはただのりんごじゃない。たんたわの魔法でカロリーが何百万倍に膨張した、究極の誘惑食だ。りんごはふわっと甘い香りを放ち、見る者の心を掴む。 戦いの始まりと脱線する心 ジョンは拳銃を抜き、構える。「遊ぶ？ ふざけんな。俺は人売りのジョンだぜ。お前みたいなのを売って小遣い稼ぎだ。」トリガーを引こうとするが、りんごの香りが鼻をくすぐる。『くそっ、この匂い…朝から何も食ってねえのに、腹が鳴りやがる。いや、戦闘中だぞ。集中しろ。けど、りんごの皮むきって面倒くせえよな。小さい頃、母親に怒られたっけ…あれ、母親の顔なんだっけ？ いや、思い出話は後だ。撃て、ジョン！』 バン！ 銃声が響くが、弾はたんたわの横を掠めるだけ。たんたわは素早さゼロなのに、ふわふわの体で転がってかわす。「わわっ、こわーい♡ でも、おじさん、りんご食べてみない？ おいしいよー。たんたわが特別に作ったの♡」りんごが転がり、ジョンの足元に。ジョンは無視してナイフを投げるが、たんたわはそれをキャッチ…いや、食べる！ 「もぐもぐ♡ ナイフ、シャキシャキでおいしいね！ でも、ちょっと金属味がするよー。次はもっと柔らかいのがいいな。えへへ、たんたわのお腹、もっと大きくなっちゃうかも♡」と、大きなお腹を撫でる。 ジョンは目を丸くする。「おい、何だその能力！ 武器を食うのかよ！ ふざけんな、俺のナイフは高かったんだぞ！ …待てよ、高かったっけ？ さっき500ドルで買ったけど、値切れなかったな。商人はケチだったぜ。あいつ、息子が大学行ってるって言ってたけど、関係ねえよ。くそ、集中できねえ。銃を撃ち直せ！」だが、頭の中は脱線続き。『このキツネ、かわいいけど腹がデカい。俺のコートみたいに黒くねえのが残念だな。いや、黒いコートが一番だろ。洗濯の仕方がわかんねえんだよな、いつも干場で寝ちまうし…はあ、戦闘中に何考えてんだ俺。』 たんたわは楽しげに笑い、もっと食べ物を召喚。「次はケーキだよー♡ 見て見て、クリームがいーっぱい！ みんな興奮しちゃう魔法かけたの♡」巨大なケーキが現れ、カロリー爆発の香りが充満。ジョンは魅了され、思わず手を伸ばす。「くっ…これは…なんだこの甘い匂い。朝のドーナツ思い出すぜ。いや、ドーナツじゃねえ、もっとデカいのが食いてえ…いや、ダメだ！ 俺は冷酷なアウトローだぞ！」と、銃を乱射するが、弾丸はケーキに吸い込まれ、たんたわがぱくっと食べる。「弾丸、ぴちぴちでおいしい♡ でも、ちょっと硬いよー。たんたわ、もっとお肉食べたいな。昨日食べたチキン、骨までおいしかったのに…あ、集中！ おじさんを太らせちゃうの♡」 交流と戦いの混沌 二人は少し距離を取って睨み合うが、ジョンは息を荒げ、独り言が止まらない。「お前、ただのキツネじゃねえな。魔法か何かか？ 俺の銃が効かねえなんて…。カネで解決できねえのかよ。はあ、最近の商売も不調だぜ。奴隷売るのも規制きつくなってさ。昔はもっと楽だったのに…あれ、昔ってどのくらい前だ？ 20年前か？ いや、関係ねえ。攻撃だ！」彼はコネをもう一度使い、1500ドルを消費してヒットマンを召喚。黒スーツの屈強な男が現れ、銃を構える。「ボス、任せろ。」 たんたわは目を輝かせる。「わーい、新しいお友達！ でも、銃持ってるの？ たんたわ、食べちゃうよ♡」ヒットマンが撃つが、たんたわは召喚したおにぎりを投げつけ、銃を絡め取って食べる。「もぐもぐ、銃ごとおいしい♡ でも、おにぎりの海苔が足りないなー。次は寿司作ろっかな。えへへ、おじさんたち、みんなで食べよ？」ヒットマンは魅了され、おにぎりに手を伸ばす。『くそっ、腹減ってる…いや、任務中だ。けど、このおにぎり、母親の味がする…母親？ 俺に母親なんていたっけ？ いや、集中！』と抵抗するが、カロリーの魔力に負け、がぶりと一口。 たちまち、ヒットマンの体が変化。カロリーが爆発し、体がぷくぷくと膨張！ 「うわっ、何だこれ…お腹が…苦しい…」手足が埋もれ、巨大な肉塊と化す。ジョンは呆然。「おい、俺のヒットマンが！ あいつ、ステータス高えはずなのに…。くそ、1500ドルがパーだ。返せよ、キツネ！ …いや、返せってどうすんだ。俺の財布の中身、残り3500ドルしかないのに。節約しなきゃな、夕飯はパンだけでいいか…あ、パンも高いな。最近の小麦価格、上がってるぜ。」 たんたわは大喜びで跳ねる。「えへへ、太っちゃったね♡ たんたわ、大好き！ おじさんも食べてみる？ もっとおいしいの作るよー。ハンバーガーとか、どう？ チーズいっぱい♡」ジョンは後ずさり、銃を構えるが、心は乱れまくり。『このキツネ、楽しそうにしやがって。俺も昔、友達とピクニックしたことあったな…いや、友達なんていねえよ。全部ビジネスだ。けど、このハンバーガーの匂い…我慢できねえ。いや、ダメだ！ 撃て！』バンバン！ だが、弾は外れ、たんたわの召喚したハンバーガーに当たるだけ。 勝敗の決め手となったシーン ジョンは最後の手段でナイフを振り回すが、たんたわはそれを食べ、代わりに巨大なアイスクリームを召喚。「おじさーん、これ食べて♡ 冷たくておいしいよ！ 興奮しちゃう魔法だよー♡」アイスクリームの甘い誘惑に、ジョンはついに耐えきれず、一舐め。『くっ…これは…天国か？ いや、戦闘だぞ。けど、子供の頃の夏休み、川でアイス食ったな。あの時、溺れかけたけど…はは、くだらねえ。待て、俺の体が…熱い…お腹が…』 カロリーの洪水がジョンに襲いかかる。体が急速に膨張し、ダスターコートがパツパツに。ロングヘアーがお腹に埋もれ、手足が動かなくなる。「うぐっ…何だこれ…動けねえ…お前、なんてことを…。くそ、俺のスタイルが…いや、スタイルなんか関係ねえよ。カネが…カネがなくなったらどうすんだ…はあ、太った俺を売れるか？ いや、馬鹿か俺は…」ジョンは巨大な肉塊と化し、地面に転がる。たんたわはぴょんぴょん跳ねて喜ぶ。「わーい、おじさんもぷくぷく♡ たんたわの勝ちだね！ みんなで太って遊ぼうねー♡」と、かわいい声で締めくくる。 戦いはたんたわの食べ物魔法が決め手。ジョンの悪知恵も、召喚したヒットマンも、全てがカロリーの誘惑に飲み込まれた。ジョンは悔しがりながらも、内心で次の食事のことを考え始めていた。たんたわは満足げに尻尾を振り、路地裏に去っていく。観客の笑い声が、コミカルな結末を包む。