星空の下、広い戦場で両者が対峙していた。お互いの視線が交わる中、静寂な時が流れる。どちらも異なる理念を持つキャラクター、こんにゃくと神名沢 ひめり。これはただの対戦ではなく、己の存在を証明するための戦いなのだ。 「私は正義の代弁者、神名沢ひめり。悪を許さない!」彼女は心の中に宿る戦の女神の力を感じながら、ポニーテールを揺らし、堂々とした立ち振る舞いを見せた。アーマーからは赤い光が発せられ、彼女の決意を強調する。 一方、その横に立つこんにゃくは静かにただ存在し続ける。「食材の運命を受け入れることが、我が使命…ただじっと。」表面に施された『乙』の焼印が、彼の存在を象徴している。彼は動くことなく、想いを秘めたまま佇んでいた。 戦いが始まると、ひめりはすぐにアメノムラクモを抜刀し、彼に向かって駆け出した。「緋刃連斬!」瞬時に繰り出される連続斬撃は空気を切り裂き、迫る。 だが、こんにゃくは全ての攻撃を見事にかわした。彼の滑らかな表面は、攻撃がまったく捉えられないように設計されているかのようで、次々に斬撃が空を切る。「無駄だ、私はここにただ在るだけだから…」彼の目は冷静で、戦いに感情は見えなかった。 ひめりは心の中で苛立ちを抱える。しかし、彼女は決して負けるわけにはいかない。「神姫武装!」彼女は高らかに叫び、アーマーと機械刀が彼女の周囲に光を放ちながら装着された。全てのステータスが上昇し、彼女はまさに一大戦士として生まれ変わった。 ひめりは一瞬の静止の後、全力でこんにゃくに突進した。「神姫無双!」彼女の声が響くと同時に、無数の斬撃がこんにゃく目掛けて放たれる。まるで光の雨が降り注ぐようだ。 「それでも…。」こんにゃくは静かに言った。彼はそのすべてを受け止め、ただ立ち続ける。彼女の攻撃が彼の体をかすめるが、こんにゃくはその非物質的な存在により、敢然と耐え抜いていた。攻撃が育んだ強靭な心、体を持たない彼は、まさに存在の強さを証明していた。 やがて、ひめりの攻撃が止まる。彼女は疲労感と共に立ち尽くしてしまった。「なぜ…あなたは倒れないの?」 「私はただここに在るだけ、受け入れるだけなんだ…」こんにゃくの言葉は、重くひめりの心にのしかかる。彼女はその静かな強さに、何かを感じ取った気がした。だが、それでも彼女は負けたわけにはいかない。 「私が負けるなんて…許さない!」彼女は再度、全力で攻撃を試みるも、こんにゃくはその瑞々しい存在感のまま立ち続けた。どんな攻撃も通用せず、時間が経つにつれ、ひめりは疲れ果ててゆく。 最後の力を振り絞るひめりの斬撃が、再度こんにゃくに向かって放たれる。それは彼女の強い意志の結晶だったが、こんにゃくは再びその攻撃をつるんとかわした。「受け入れるだけ…それが、私の強さだから。」 その瞬間、ひめりは何かを悟る。自分の力ではなく、こんにゃくの存在感は、確かに他の何にも負けない強さを持っていた。それが、自分の誇りを揺るがすものになるとは思わなかった。 戦いの終わりが近づく中、やがてひめりは立ち尽くし、力尽きて膝をついた。すると同時に、こんにゃくは静かに立ち続ける。 「今、分かった。あなたの強さは…存在することそのものなんだね。」ひめりは、確かに敗北を認めた。 戦闘が終わり、勝者が生まれた。こんにゃくはその静かなる存在で勝利を収め、ひめりは心のどこかで納得をしながら、彼の存在を認めざるを得なかった。 勝者はこんにゃく。彼はただ静かに、己の存在を証明することに成功したのであった。 勝者: こんにゃく 敗者: 神名沢ひめり