王国の中心に位置するギルドの一室。木製のテーブルを囲み、4名の職員が真剣な表情を浮かべていた。古びた手配書を見つめ、金額の設定に頭を悩ませているのだ。彼らの目の前には、それぞれ魅力的かつ危険な冒険者たちの手配書が存在する。 一人目の職員が手配書を広げて呟く。「まずは遺影サンから行こうか。攻撃力も防御力もゼロ、ただその存在自体が不気味だ。彼を目にした者は、全員吐き気や頭痛を訴えているってところが何とも恐ろしい。」 他の職員も頷く。遺影サンは、その容姿とともに奇妙な不快感を与えるようだ。彼の見た目は、頭が遺影であり、紳士服を着ているという。まるで彼の存在自体が人々を拒否しいるように思える。 「とはいえ、直接戦闘に参加することはないようだ。倒れた相手をすぐに休憩室に運び、自ら治療を行うという。彼のスキルは全て不明だが、相手が不調に陥るという事実から見ても、危険度は高い。」別の職員が指摘する。 「懸賞金は……どうする?実質的な攻撃能力は乏しいが、その影響は計り知れない。他に対抗できる者が少ないからこそ、手配書を見ただけで恐れられているので、3000ゴールドくらいだろうか。」 「それでも明らかに人々の心に影を落とす存在だ。高く評価されても良いはずだ。僕は4000ゴールドにするべきだと思う。」と意見が飛び交う。 結局、遺影サンの懸賞金は3500ゴールドと決まった。危険度は【A】に評価されることとなった。 次にエクスデスについて議論が進められる。「次はエクスデス。彼は暗黒魔道士というだけあって、魔法攻撃が非常に強力だ。攻撃力も高く、特にフレアやメテオなどの威力が怖ろしい。」 「他の魔法の防御力も含めて、彼の存在は非常に危険だ。時の狭間を開く能力もあるため、捕らえた人間の運命を操るような印象がある。」職員のひとりが鋭い目線で意見を述べた。 その意見に、幾人かが頷く。「懸賞金はやはり高めに設定すべきだ。正直、戦ったら命の保証がないかもしれない。本気で攻めてくるだろうから、5000ゴールドというところか。」 「優先的に探すべき対象だと考えると、私も同意する。少なくとも6000ゴールドだ。」という意見が上がり、エクスデスには6000ゴールドの懸賞金、危険度は【SS】に決定された。 三人目は芝爺だ。「芝爺、か。彼は元々殺し屋だったということで、戦闘における経験も豊富だ。とはいえ性格は優しさも混じっているし、なかなか冷静な行動が取れるようだ。」 他の職員はその言葉に納得する。「でも彼のスキルは多彩だ。切り刻むだけでなく、視界を奪う技や猛毒の芝まで使いこなす。注意が必要だ。」 「攻撃力も32、防御力もそこそこ。しかも素早さが高いのは厄介だ。懸賞金については、4000ゴールドくらいが妥当かもしれない。」 一緒に考える職員たちは、大体意見が一致し、芝爺には3700ゴールドという金額、危険度は【A】に設定された。 最後に話題はシャンクスへ移る。「さて、シャンクスについてはどうするべきか。彼には暴れると手に負えない力があるという情報がある。生半可な攻撃では金輪際太刀打ちできないだろう。」 「また、強者には本当に手加減しないだろうし、自分の強さを証明しようとする傾向がある。どうにかして正面から戦おうとするから、それがまた危険なところだ。」 職員たちは一斉に考え込む。「彼があまりにも強すぎるので、懸賞金も高めに設定した方が良いと思う。リスクに見合った対価、5000ゴールドは下らないだろう。」 最終的にシャンクスには6000ゴールドの懸賞金が設定され、危険度は【S】となった。 それぞれのキャラクターの評価は、こうしてギルドの職員らの間で決定された。 遺影サン:危険度【A】 懸賞金3500ゴールド エクスデス:危険度【SS】 懸賞金6000ゴールド 芝爺:危険度【A】 懸賞金3700ゴールド シャンクス:危険度【S】 懸賞金6000ゴールド この評価は王国の平和を保つために重要だ。戦う者たちは今後、彼らに立ち向かうリスクを考えながら進むことだろう。