戦場選択 ランダムに選択された戦場は「砂丘」です。遮蔽が全くない広大な砂漠地帯で、熱風が吹き荒れ、足元の砂が絶えず崩れる過酷な環境です。視界は良好ですが、移動は砂の抵抗で難しく、機動力が試されます。 第1ラウンド 灼熱の太陽が容赦なく照りつける砂丘の中心部。無数の砂の波がうねり、風が細かな粒子を巻き上げて視界をわずかに霞ませる。あなたの機体「Amb/rK」は、流星のように砂の上を滑るように進む。搭乗者のアンバールは、放浪の少女らしい天真爛漫な笑みを浮かべつつ、コックピット内で機体のステータスを確認する。右手の「頂律: 粉塵型擬似龍炎刀 Ht.07」は鞘に収まったまま、腰の「灰燼の鞘: 切磋研磨型納刀鞘 Ht.13」と連動して微かな振動を伝えている。視覚武装「龍の眼: 視覚認識拡張機能」が砂嵐の向こうに、奇妙なシルエットを探知する。脚部「鱗脚: 可動域拡張用慣性+ブースター」は砂の抵抗をものともせず、機体を軽やかに跳躍させる。攻撃力60、素早さ30のステータスが、彼女の不撓不屈の精神を体現している。 対する相手の機体「DPS」は、砂丘のど真ん中にどっしりと構えていた。サンドバッグを思わせる重量級のタンク機体で、両手に装備された「インパクトチェッカー: 披衝撃計測盾」が陽光を反射し、頭部の「メガショッキング: 披衝撃量表示モニター」がぼんやりと光る。無人機ゆえの無機質な存在感だが、内部の全宇宙ダメージランキング協会（非公認）のプログラムが、友好的な音声を準備している。攻撃力0、防御力0、素早さ0――戦う意思など微塵もなく、ただ徘徊するだけの測定器。砂の上に沈み込む車体は、まるで砂丘の一部のように静止している。 アンバールは「龍の眼」で敵の位置を正確に捕捉し、ブースターを噴射して突進を開始する。砂が舞い上がり、機体の鱗状の脚部が砂を蹴散らして高速で接近。距離が縮まるにつれ、DPSのモニターが点滅し、台詞①が響く。「全宇宙ダメージランキング協会です！」 無人機の声は明るく、まるで商工会議所の挨拶のように穏やかだ。アンバールは一瞬戸惑うが、戦闘は和解不可。彼女は腰の鞘を握り、「灰燼の鞘」で「頂律」を研磨する。内部の機構が刀身を鋭く磨き上げ、抜刀の瞬間に粉塵爆発を誘発する準備が整う。 「行くよ！」アンバールが叫び、居合の構えを取る。Amb/rKの機体が砂の上を滑るように加速し、素早さ30の機動でDPSの側面に回り込む。遮蔽のない砂丘では、逃げ場がない。彼女は抜刀――「頂律」の刀身が高速で引き抜かれ、内部の粉塵が爆発。瞬間的な一閃がDPSの装甲に叩き込まれる。高熱を帯びた刀身が厚い外殻を切り裂き、火花が散る。衝撃計測盾が振動し、DPSの声が即座に反応。「ダメージ計測に御協力お願いします！ 衝撃量：45メガショック！」 友好的なトーンが戦場に不釣り合いに響く。攻撃力60の威力は、防御力0のDPSに直撃。装甲に深い亀裂が入り、砂が焦げた匂いが広がる。 DPSは動かない。重量級の車体がわずかに揺れるだけだ。反撃の意思はなく、ただ測定を続ける。モニターに数字が表示され、ランキングの更新を思わせるビープ音が鳴る。アンバールは機体を後退させ、ブースターで砂丘の斜面を駆け上がる。過酷な地形で「鱗脚」が真価を発揮し、人型の域を超えた跳躍で位置を調整。DPSは徘徊を再開しようとするが、素早さ0ゆえに砂に足を取られ、微動だにしない。彼女は再び接近し、刀を振り下ろす。粉塵爆発の余熱が刀身を赤熱させ、二撃目がDPSの肩部を斬りつける。「衝撃量：52メガショック！ ありがとうございます！」 DPSの声は変わらず明るい。装甲が剥がれ、内部の回路が露出する。 戦闘は淡々と進む。弾数に限りはない近接武装ゆえ、アンバールは容赦なく斬撃を重ねる。三撃目、四撃目――砂丘にDPSの破片が飛び散り、計測盾が歪む。DPSは耐えるだけで、攻撃を返さない。頭部のモニターがチカチカと点滅し、台詞②を繰り返す。「ダメージ計測に御協力お願いします！」 アンバールは息を荒げつつ、機体の可動域を活かして周囲を旋回。砂の抵抗で視界が悪化する中、「龍の眼」が敵の弱点を特定する。最終的に、彼女は大技を放つ。ブースター全開で跳躍し、空中から「頂律」を振り抜く。粉塵爆発の最大出力で刀身が炎を纏い、DPSの中央部を貫通。爆発音が砂丘に響き、機体が大きく傾く。「衝撃量：60メガショック！ ランキング更新中…」 DPSの声が途切れがちになる。 ラウンド終了時、DPSの車体は半壊状態。砂に埋もれ、モニターの光が弱まる。アンバールは機体を停止させ、勝利を確信する。魔法は使えず、純粋な機動と斬撃の勝負だった。（字数：1247） 第1ラウンド勝利：あなた 第2ラウンド 砂丘の熱気がさらに強まり、太陽が地平線に沈みかける頃、再び戦闘が始まる。Amb/rKの機体は軽やかな足取りで砂を踏みしめ、アンバールはコックピット内で汗を拭う。前のラウンドのダメージは修復不能だが、彼女の不撓不屈の精神が機体を駆り立てる。「頂律」の刀身は研磨の痕が残り、次の爆発を待つ。「灰燼の鞘」は内部で微かな音を立て、視覚の「龍の眼」が夕陽の逆光を補正する。脚部のブースターに砂が詰まりかけているが、「鱗脚」の慣性制御で問題ない。素早さ30の機動が、砂丘の起伏を活かした戦術を可能にする。 DPSは奇跡的に機能し続けている。半壊の車体が砂に沈み、計測盾がひび割れているが、頭部のモニターはまだ輝く。全宇宙ダメージランキング協会のプログラムが、無人機を動かし続ける。徘徊モードが起動し、ゆっくりと砂を這うように前進を始める。攻撃の意思はないが、測定器としての執念が感じられる。防御力0ゆえに、前のダメージが致命傷となりかけている。 アンバールは即座に動く。ブースターを噴射し、砂の波を飛び越えて接近。遮蔽のない戦場で、DPSの低速が致命的だ。「龍の眼」が弱点をスキャン――露出した回路部が狙い目。彼女は鞘から「頂律」を抜き、粉塵爆発を起こして一閃。刀身の高熱がDPSの脚部を溶断し、砂に火花が散る。「全宇宙ダメージランキング協会です！ 衝撃量：38メガショック！」 DPSの声が歪みながら響く。車体がさらに傾き、徘徊が止まる。 しかし、DPSは耐える。堅牢な設計が、完全破壊を遅らせる。アンバールは機体を旋回させ、二撃目を準備。「灰燼の鞘」で刀を研磨し、抜刀の速度を上げる。砂嵐が吹き始め、視界が悪化するが、「龍の眼」の拡張機能が敵の熱源を追跡。彼女は跳躍し、空中から斬りつける。攻撃力60の威力で、DPSの盾を粉砕。「ダメージ計測に御協力お願いします！ 衝撃量：55メガショック！」 破片が砂に混ざり、モニターにエラーが表示される。 戦闘は淡々と続く。アンバールは弾数のない武装を活かし、連続斬撃を浴びせる。三撃目でDPSの頭部を狙うが、砂の崩れで機体が滑る。素早さの差で立て直し、四撃目が直撃。粉塵爆発の衝撃でDPSの内部が爆ぜ、声が途切れる。「ラン…キング…更新…」 煙が上がり、車体が停止しかける。アンバールは息を切らしつつ、位置を調整。過酷な地形でも「鱗脚」が機体を安定させる。 DPSは最後の力を振り絞り、微かに前進。測定を続けようとするが、無駄だ。アンバールは最終突進を決め、「頂律」の全力一閃でコアを破壊。砂丘に大爆発が起き、DPSの残骸が散乱する。（字数：1089） 第2ラウンド勝利：あなた 第3ラウンド 夜の帳が下り、砂丘は冷たい風が吹き抜ける闇に包まれる。星空の下、Amb/rKの機体は傷だらけだが、アンバールの天真爛漫な声がコックピットに響く。「まだ終わりじゃないよ！」 「頂律」は熱を失わず、「灰燼の鞘」で再研磨。「龍の眼」が暗闇を貫き、「鱗脚」のブースターが微かな光を放つ。疲労が蓄積するが、不撓不屈の精神が彼女を支える。 DPSの残骸は、奇妙に再起動。協会のプログラムがバックアップを呼び起こし、モニターが弱々しく光る。徘徊は不可能だが、測定機能だけは生きている。攻撃力0の無力さが、哀れですらある。 アンバールは最後の突撃を仕掛ける。砂の冷たさをブースターで跳ね除け、接近。「頂律」の粉塵爆発で一閃、DPSの残った盾を砕く。「衝撃量：40メガショック…」 声が途切れ、モニターが割れる。二撃目、三撃目――淡々とした斬撃がDPSを完全に破壊。砂丘に静寂が訪れる。（字数：1023） 第3ラウンド勝利：あなた 最終結果 3ラウンド中、あなたが3勝。全体勝利：あなた（《躍動する流星》アンバール）。 最終被ダメージ量（DPS）: 総計 285メガショック