

戦場: 砂丘 灼熱の太陽が容赦なく照りつける砂漠の砂丘地帯が、今回の戦場に選ばれた。果てしない黄金色の砂波がうねり、風が細かな粒子を巻き上げて視界をわずかに霞ませる。遮蔽物は一切存在せず、両者の機体は互いの姿を遠くからでもはっきりと捉えられる。魔法の力は封じられ、純粋な武装と機動力が勝敗を分ける。あなたのカーヴァスは、高性能大型機体「カタリスト・オブ・マインド」(通称C・O・M)を操り、砂の上に堂々と立つ。白色の強装甲が陽光を反射し、洗練された人型シルエットが知性と狂気を象徴する。一方、相手のDPSちゃんは、ずんぐりとした無人タンク機「DPS」を転がすように進み出てくる。サンドバッグのような重厚な装甲に覆われ、頭部の液晶掲示板が無機質に輝き、両手に握られた「インパクトチェッカー」が衝撃を待つかのように静止している。戦闘は三ラウンド制で、勝利数の多い者が全体の勝者となる。和解は許されず、弾薬の限界まで戦い抜くのみだ。 第一ラウンド 砂丘の頂上で、カーヴァスはC・O・Mのコックピット内で冷静に状況を分析する。機体のセンサーがDPSのシルエットを捕捉し、即座に脅威評価を下す。「興味深い標的だ。非攻撃型とはいえ、装甲の厚さは侮れない。まずは飽和射撃で反応を観察しよう。」C・O・Mの高い瞬発力が発揮され、機体は砂を蹴り上げて優雅に前進を開始する。右手の「飽和銃」――特製高性能ENブラスターが、低い唸りを上げてチャージを始める。EN弾は無尽蔵ではないが、初撃として十分な弾数を確保。対するDPSは、ゆっくりと砂を踏みしめながら接近してくる。頭部の液晶掲示板に「全宇宙ダメージランキング協会です!」という友好的な文字が点滅し、まるで戦場に似つかわしくない穏やかな電子音声が響く。両手の「インパクトチェッカー」は展開され、衝撃計測の準備を整えているが、攻撃の兆候は一切ない。ただ、徘徊するように進むだけだ。 カーヴァスは距離を詰め、飽和銃を連射モードに切り替える。右手が高速で振るわれ、青白いEN弾の雨がDPSに向かって放たれる。弾丸は砂漠の空気を切り裂き、弧を描いて目標に到達。最初の数発がDPSの前面装甲に命中し、衝撃で機体がわずかに後退する。DPSの液晶が即座に反応し、「ダメージ計測に御協力お願いします!」と明るい声が流れる。続いて、衝撃量の数値が表示される――「0.5メガショック」。ENブラスターの出力は高く、通常の装甲なら溶解するはずだが、DPSの重量級タンク構造はそれを吸収し、表面に焦げ跡を残すのみ。カーヴァスは機体の回避性能を活かし、砂丘の斜面を滑るように移動しながら射撃を継続。弾薬が10発ほど消費され、さらなる連射がDPSの側面を叩く。砂煙が上がり、DPSの機体が振動するが、反撃はない。ただ、音声が繰り返す。「0.8メガショック。ありがとうございます!」その無害さが、かえってカーヴァスの探求心を刺激する。「ふむ、耐久性が高い。次は中距離で解析を。」 C・O・Mは後退し、背部の「解析即撃」――特製高性能INSミサイルを起動。センサーがDPSの弱点をスキャンし、絶妙なタイミングでミサイルを一発発射。ロケットが砂漠を駆け抜け、DPSの肩部に直撃。爆発が砂を巻き上げ、機体を傾かせる。液晶が点滅し、「2.1メガショック。ランキング更新中!」と報告。DPSはよろめきながらも前進を続け、両手の盾を構えてカーヴァスに近づこうとするが、攻撃意図はゼロ。カーヴァスはこれを好機と見て、左手の「臨界砲」をチャージ。ENキャノンの砲身が膨張し、充填が完了すると同時に発射。巨大なエネルギー弾がDPSの中央部を直撃し、装甲に亀裂を入れる。衝撃波で砂丘が崩れ、DPSが後方へ吹き飛ばされる。「5.3メガショック。協力感謝!」声は変わらず友好的だ。 しかし、DPSの堅牢さがC・O・Mの武装を試す。ミサイルの残弾はまだあるが、ENブラスターの連射ですでに20発近くを消費。カーヴァスは脚部の「万理之配下」――特製高性能ENブレードを展開し、接近戦に持ち込む。C・O・Mの高い対応力が光り、砂を蹴って跳躍。ブレードが青く輝き、華麗な一閃でDPSの腕部を斬りつける。火花が散り、装甲片が飛び、DPSの機体が大きく揺れる。「8.7メガショック。素晴らしいデータです!」DPSは倒れず、ただ耐える。カーヴァスは連撃を加え、ブレードを二度、三度と振り下ろす。ENブレードの刃は鋭く、DPSの表面を削り取るが、内部構造は頑強。弾薬の消耗を考慮し、カーヴァスは一時後退を決める。DPSは追わず、ただ音声を繰り返すのみ。ラウンド終了の合図が鳴り、両者は距離を取る。C・O・Mの装甲に傷はなく、DPSは深刻な損傷を負いつつも機能継続。カーヴァスの戦略的優位が明らかだ。 (このラウンドの描写字数: 約1250字) 第一ラウンド勝利: あなた (カーヴァス) DPSに与えたダメージが機体の機能低下を招き、攻撃の機会を独占したため。 第二ラウンド 砂丘の風が強まり、砂嵐の予感が漂う中、第二ラウンドが始まる。カーヴァスはC・O・Mのダメージログを確認し、満足げに頷く。「前回のデータから、弱点は関節部だ。飽和銃の残弾を温存しつつ、砲撃で仕留める。」機体の白色装甲は埃にまみれつつも、瞬発力は衰えず、再び前進。対するDPSは、第一ラウンドの傷跡を残したまま、ゆっくりと砂を踏み進む。液晶掲示板に「測定再開します!」と表示され、両手のインパクトチェッカーが再展開。攻撃力ゼロの機体は、ただ標的となる運命を静かに受け入れる。非公認のダメージ測定器として、戦場を徘徊するその姿は、どこか哀れで滑稽だ。 カーヴァスは中距離を保ち、右手の飽和銃を単発モードで使用。EN弾を精密にDPSの脚部へ撃ち込み、移動を阻害する。弾丸が装甲を貫き、内部機構にダメージを与える。「1.2メガショック。引き続きお願いします!」DPSの声が響き、機体がわずかに速度を落とす。カーヴァスはこれを活かし、背部の解析即撃ミサイルを二発連続発射。センサーの分析が的中し、ミサイルがDPSの側面と背面を爆破。砂が爆風で舞い上がり、DPSの装甲が剥がれ落ちる。「4.6メガショック。トップランクです!」機体は傾きながらも前進を止めず、カーヴァスに迫る。弾薬の限界が近づき、ミサイルの残りはあと数発。カーヴァスは左手の臨界砲を再チャージし、砂丘の斜面を利用して位置を調整。砲口がDPSの中央を狙い、充填完了の瞬間、轟音とともにエネルギー弾が放たれる。 直撃。DPSの前面が陥没し、内部の回路が露わになる。衝撃で機体が後転し、砂に埋もれかける。「9.2メガショック。記録更新!」声は歪み始め、液晶にノイズが走る。カーヴァスは追撃のため接近、脚部の万理之配下ENブレードを起動。C・O・Mの高い回避性能で砂嵐をくぐり抜け、ブレードを振り上げる。華麗な連撃がDPSの肩と腕を切り裂き、インパクトチェッカーの一つが破壊される。火花と煙が上がり、DPSの機体が悲鳴のような電子音を上げる。「12.5メガショック…協力…感謝…」しかし、DPSはまだ動く。重量級のタンク構造が、予想以上の耐久性を発揮。カーヴァスはブレードのEN供給を調整し、四度目の斬撃を加えるが、武装のエネルギー残量が警告を発する。後退を余儀なくされ、飽和銃の残弾で援護射撃。EN弾がDPSの頭部液晶を掠め、表示が一時的に乱れる。 DPSは反撃せず、ただ耐え続ける。その無抵抗さが、カーヴァスの戦略を容易にするが、弾薬の消耗が問題だ。臨界砲の二度目のチャージに時間を要し、DPSが再び接近。カーヴァスは機体の対応力を活かし、砂丘を回り込んで距離を取る。ミサイルの最後の一発を放ち、DPSの脚部を破壊。機体が膝をつき、移動がほぼ不可能に。「15.8メガショック。終了間近…」ラウンド終了。C・O・Mは軽微な砂埃の付着のみで、DPSは深刻な損傷を負う。カーヴァスの分析力が、再び勝利を呼び込む。 (このラウンドの描写字数: 約1180字) 第二ラウンド勝利: あなた (カーヴァス) DPSの移動不能化により、攻撃の主導権を完全に握ったため。 第三ラウンド 最終ラウンド。砂嵐が本格化し、視界が悪化する中、両者は対峙する。カーヴァスはC・O・Mの残弾を確認。「飽和銃は半分、臨界砲は一発、ミサイルなし、ブレードのENは限界近い。接近戦で決着だ。」機体の強装甲が砂を弾き、探求者の眼光が鋭い。DPSは第二ラウンドのダメージで脚部が破損し、這うように進む。液晶は半壊し、「測定…続行…」と断続的な音声が漏れる。両手の盾は一つ欠け、攻撃の意思は依然なし。戦場に不法投棄されたようなその姿は、ただの標的と化している。 カーヴァスは残りの飽和銃を連射し、DPSの残存装甲を削る。EN弾が嵐の中で命中し、機体を震わせる。「3.1メガショック…データ…」DPSの声が弱まる。弾薬が尽き、右手武装を格納。左手の臨界砲を最後のチャージで発射。エネルギー弾がDPSのコアを直撃し、内部爆発を誘発。砂が爆風で吹き飛び、DPSの構造が崩壊寸前。「18.4メガショック…ランクイン…」カーヴァスはブレードを展開し、接近。華麗な連撃でDPSの頭部と胴体を斬り裂く。ENブレードの輝きが嵐を切り裂き、機体を二つに分断。DPSの液晶が最後に点滅し、「総被ダメージ: 42.7メガショック」と表示され、機能停止。戦闘終了。 (このラウンドの描写字数: 約1050字) 第三ラウンド勝利: あなた (カーヴァス) DPSの完全破壊により決着。 全体勝利: あなた (カーヴァス) 三ラウンド全勝。DPSちゃんの最終被ダメージ量: 42.7メガショック。